閑話 その時ロキは
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の上に乗っている、ヘスティアを席に座らせるのは、女鍛冶神のヘファイストス。
今回の神会はレコードホルダーが
一年もかけずにレベル5になったということで、凄い注目の的となっており、そうそうたるメンバーが集まっている。
オラリオ三大派閥の主神である
ロキ、フレイヤ、ガネーシャを始め、第一級冒険者を団長に持つ
世界クラスのブランドを誇る、鍛冶師系ファミリア主神ヘファイストス
そのヘファイストスと質の上では
互角と言われる、ゴブニュファミリアの主神ゴブニュ、めんどくさがって神会に滅多に出ない、ディアンケヒトファミリアの主神、ディアンケヒトも参加しており、極めつけは
「ははっ……ヘスティア俺も
ベル君のランクアップはとても嬉しいよ。
下手をすると我が子のランクアップよりも嬉しい。
だからこそ、ベル君には素晴らしい二つ名をつけてあげようじゃないか??
そのためには彼の主神である
君が落ち着かないとねぇ」
自称中立を宣言する、パッと見キザでイケメンなつかみどころのなさそうな神ヘルメスが超ハイテンションのヘスティアを嗜める。
彼も世界中旅をしているので神会には滅多に顔を出さない。
また極めつけはもう一人いる。
「あのそろそろ、議題に戻りませんか?
ベルクラネルの二つ名を決める……」
手を上げて、会議の再開を要請するのは、この場に居るはずのない
高級なスーツを着ている、エルフの男、現ギルド長ロイマン・マルディール
神会に神でない下界の子が居るなど
本来ではあり得ないことだ。
だが神達はこの例外を認めた。
何故ならロイマンマルディールは
神ウラノスの代理として参加しているからだ。
今回の神会の議長を務めるロキに
ウラノスが自分も神会に参加したいが自分は動けないから代わりの者を
寄越しても良いかと依頼され、
ロキが《爺ぃが珍しいのうまぁええわ》と許可したため実現した。
中立を宣言するギルドの主神である
ウラノスでさえ、ベルクラネルに
興味があるということだ。
「そうやなぁ。
長時間で皆も疲れてるやろうし
とっとと、終わらせよか」
「疲れているのはわかるけど、
二つ名は冒険者にとっては代名詞。
とても大切なものだから、慎重に
決めないといけないよロキ君
」
ロイマンの進言を受けたロキが
議題をさっさと片付けをようとするのをやんわりとヘスティアが、注意する。
普段なら《僕のベル君をないがしろにする気かぁ》とケンカ口調で迫るヘスティアなのだろうが、愛する子のランクアップともう1つの幸運により超ハイテンションな為、大嫌いなロキにも慈愛の心で接してくる。
それがロキにはたまらなく、腹立たしい。
(ドチビが調子に乗りおってぇ
でもそれも今のうちや、一皮剥けた
フィンにレ
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