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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第44話 3大勢力のトップ襲来!戦いの終わり
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「アザゼル、それは本気か?」
「ああ、これくらいしないと今回の件がコカビエルの独断だとは信じてもらえねえからな。俺は本気だ」
「貴方がそこまで言うとは思いませんでした。しかし貴方は神器を集め研究に没頭していると聞いています、それは戦争の為に戦力を集めていたのではないのですか?」
「違う、俺が神器を研究していたのは例の組織に対抗するためだ。決してお前らとやり合うためにしていた訳じゃない、なんだったら研究成果をお前らに見せても構わねえよ」
「例の組織……なるほど、それなら君の言い分も納得できるね」


 例の組織……?魔王様方は何を話しているのでしょうか?


「例の組織とは一体なんですか?」
「……そいつらの名は『禍の団』(カオス・ブリゲード)っていうのさ」
「カオス・ブリゲード……?」


 もしかすると美食會が関わっているのかと思ってしまいましたが、流石に違ったようですね。でもその集団も何だか危険な感じがします。


「今だ調査中なんだが、ここ最近起きたテロなどの事件に関わっている不審な連中さ。3大勢力の危険分子や中には神器を持った人間の所属も確認されている」
「そいつらの目的は何ですか?」
「破壊と混沌。そいつらはこの世界の平和が気にくわないんだよ、イカれたテロリストさ」


 私の質問にアザゼル様は丁寧に答えてくれました。でも禍の団……そんな奴らがいたんですか、美食會とは別の意味で厄介な連中ですね。


「俺は一度3大勢力のトップが集まって話し合うべきだと思っていたんだ……和平についてな」
「和平……ですか」
「ああ、俺達は長い間争い続けてきたがそろそろ上手い落としどころを見つけないといけねぇ。このまま争い続けていたら俺達は本当に滅んでしまうことになる、あの戦争を終えて俺はそう考えるようになったんだ」
「……」
「それは……」


 な、なんだかかなり大きな話になってきていますね。もし3大勢力が和平を結ぶことになったら歴史が大きく変わるかも知れません。


「……アザゼル、君の考えはよく分かった。僕としてもその話は無視できない事だと強く思うよ、でも今はこの事態を収拾する方が先だ」
「そうですね。今現在も天界や冥界は動揺で混乱していますし、その話はまた後日にでもさせてもらいましょう」
「……そうだな、話をそらしてしまって悪かった」


 アザゼル様は話を切り替えると部長に再び声をかけます。


「リアス・グレモリー、奴の死体は何処にあるんだ?」
「申し訳ございません、コカビエルは私の滅びの魔力で跡形も無く消滅してしまいました」
「何だって?あいつを消し去れるほどの力を持っていたのか?」
「いえ、イッセーの赤龍帝の籠手の能力である『赤龍帝からの贈り物』で滅びの魔
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