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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第44話 3大勢力のトップ襲来!戦いの終わり
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様!?」
サーゼクス様の言葉にグレイフィア様は珍しく動揺した様子を見せます、あれは演技ではなさそうですね。
「急に子芝居が始まったから何事かと思ったが、結果的には面白いもんを見せてもらったな」
「ええ、噂では唯の我儘姫と言われていたあのリアス・グレモリーがここまでの成長を見せるとは……」
「ああ、リアス・グレモリーを良い意味で変えた赤龍帝に興味が出てきたな」
事の流れを見ていたアザゼル様とミカエル様は興味深そうな視線をイッセー先輩に送っていました。
「まさか天界にまで昔の私の事が流れていたなんて……ちょっと複雑ね」
まあ昔は部長もけっこう我儘なところがありましたからね。それに貴族の義務である政略結婚も結局力尽くで解消したから悪魔の貴族たちの間では不評が立ったそうです。部長はいずれその責任を払うとは言っていましたがどうされるんでしょうか?
でも部長がどんな道を選んでも私達はそれに付いていくつもりです。
「兵藤一誠君、失礼な事をしてしまった事を謝らせてほしい。本当にすまない」
「私からも先ほどの失礼な態度、そして貴方様を探っていた事をここで謝罪させてください。申し訳ございませんでした」
魔王様とグレイフィア様はイッセー先輩に向かってペコリと頭を下げる、それに対してイッセー先輩は笑みを浮かべながら手を振りました。
「別に気にしていませんよ。家族を心配するのは人間も悪魔も同じ事ですから」
「……ありがとう、君のような子がリアスと出会えて本当に良かったと思うよ」
どうやら最悪の状況は回避できたみたいですね。
「さて、アザゼルにミカエル。個人的な事で時間を取らせてしまって悪かったね」
「俺は別にいいぜ、いいもん見れたし」
「私もです。とはいえそろそろ何があったのか報告してもらわないと」
ミカエル様の言葉にサーゼクス様とアザゼル様が頷き、改めて私達の方に向きかえりました。
「リアス、今まで何があったのか僕達に説明してほしい」
「分かりました」
そして部長が代表してこれまで何があったのかを魔王様方に説明し始めました。勿論グルメ界に関係する事は伏せていますがそれ以外の事は全て話しました。
「……なるほど、やはりコカビエルの目的は戦争を再開させることだったか」
「あのバカ、まだ諦めていなかったのか……リアス・グレモリー、改めて謝罪させてもらうぜ。今回の件はあのバカを制御できなかった俺のせいだ、責任として俺の首を要求しても構わねえ」
「ア、アザゼル様!?」
アザゼル様のまさかの言葉に全員が驚いた表情を浮かべました。だってまさか自分の首を差し出すなんて言うとは思ってもいませんでしたから。
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