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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第44話 3大勢力のトップ襲来!戦いの終わり
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龍帝はロリッ子趣味か。やっぱ色恋には何者も敵わないんだなぁ」
サーゼクス様が確認の為に部長に声をかけて、その問いに部長は首を縦に振って肯定しました。
実際は私がイッセー先輩に惚れていたんですが、誤魔化すためとはいえ一目惚れなんて言ってもらえてかなり嬉しいです……?
でもアザゼル様のニヤついた顔は正直イラっとしますね。
「ふむ、そういう事か。だがリアス、君はそれを知っておきながら僕に報告をしなかった。それについてはどう答えるんだい?」
「……」
イッセー先輩が赤龍帝だったことを知りながら、それを魔王様に報告しなかったことを追及されました。
「部長……」
「大丈夫よ、小猫。私の答えは決まっているから」
私が不安そうに部長を見つめると、部長はウィンクして笑みを浮かべました。そして直にキリッとした表情に切り替えると真っ直ぐにサーゼクス様を見ながら話し始めました。
「お兄様、私は確かにイッセーが赤龍帝だと知りながらもそれを貴方様に報告いたしませんでした。でもそれについて私は悪いと思ってはおりません」
「ッ!?」
「へぇ……」
「……」
部長のハッキリとした回答にサーゼクス様は驚いた顔になりました。横で成り行きを見守っていたアザゼル様は意外なものを見るような視線で部長を見て笑みを浮かべ、ミカエル様は特に反応はありませんでしたがその視線は部長を捕え続けています。
「……リアス、その問いはどういう意味を持っているか理解して話しているのかい?」
「はい、本来なら魔王様に対する反旗と捉えられてもおかしくない事は重々承知しております。それをふまえて私はそうお答えさせていただきました」
「お嬢様!何てことを!」
すると私達の近くに魔法陣が生まれ、そこからグレイフィア様が姿を現しました。魔王様が護衛を連れないでこの場に姿を現すなんてちょっとおかしいなぁと思っていましたが、どうやら隠れて様子を伺っていたみたいです。
「あら、やっぱりいたのね。グレイフィア」
「お嬢様!今の発言は魔王様に対する反逆の意思と捉えられてもおかしくありません!どうか本当の事をおっしゃってください!」
「私は本心で言っているのよ」
「あり得ません!お嬢様がサーゼクス様に対してあのような言い方をされるなど……赤龍帝がお嬢様を脅しているのでしょう?」
グレイフィア様はキッとイッセー先輩を睨みつけました。
「よくもお嬢様をたぶらかしたわね、やはり早急に対処しておくべきだったんだわ……!」
「そんな風に睨まれましても俺はリアスさんを脅したりしていませんよ」
「黙りなさい!お嬢様にあんなことを言わせて唯で済むと……」
「グレイフィア、少し黙りなさい」
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