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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第85話:デーモン
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ーグレイモンを2体同時に相手取れるくらいのスピードだ。

「ならばかわせない攻撃をするまでだ!!」

「ギィ!?」

選ばれし子供の究極体デジモンの中でも最速のスピードを誇るバンチョースティングモンが全身からオーラを吹き出し、突撃した。

「いくらお前が素早くてもバンチョースティングモン…特にバーストモード状態のスピードには対処出来ないだろう!!」

バンチョースティングモンBMのスピードにスカルサタモンは対処出来ずに一方的に打ちのめされていく。

「ネ、ネイルボーン!!」

「遅い!!」

杖から放たれた光をバンチョースティングモンBMは目視すら困難なスピードでかわし、スカルサタモンを逆に蹴り飛ばした。

「これでとどめだ。ブラッディーフィニッシュ!!」

「ギャアアアア!!」

ドリルで串刺しにされ、ドリルの高速回転によってズタズタにされてデータ粒子となって消えた。

「やったぜ」

「究極体の中でもスピードならバンチョースティングモンが最強ですからね」

光子郎も被害が出る前にスカルサタモンを倒せたことに安堵している。

他の迎撃メンバーもマリンデビモンとレディーデビモンを撃破出来たことを報せてくれた。

そして精神的に不安定な京と伊織は家に帰らせたようだがそれでいい。

辛い事に無理して目を遇わせることはない。

こういうのは自分達の仕事なのだから。

「バンチョースティングモン…ワテも究極体に進化すればあんなスタイリッシュで格好良くなれますやろか?」

「まあ、無理やろうな」

「ありゃあ!!?」

少なくとも、巨体のグレイモン、メタルグレイモンの次の進化であるウォーグレイモンや、エクスブイモン、エアロブイドラモンの次の進化であるデュナスモンのことを考えればテントモンの究極体がバンチョースティングモンのようなデジモンの可能性はゼロではないだろうが、テントモンの究極体がスタイリッシュなのは何か違う気がする光子郎であった。

「どうせ究極体もカブテリモンやアトラーカブテリモンみたいな巨大昆虫型デジモンです。バンチョースティングモンみたいなスタイリッシュ昆虫型究極体デジモンは諦めて下さい。正直テントモンにスタイリッシュな姿は似合いませんよ絶対」

「そんな、あんまりや光子郎はん…(涙)」

泣き崩れるテントモン。

それに全員が苦笑し、京と伊織を除いた日本の選ばれし子供が揃った瞬間であった。

地面を通り抜け、ローブを纏った謎のデジモンが姿を現した。

「中々やるな選ばれし子供達。私の配下を全員倒すとはな」

「お前は…!?」

突如現れた存在に大輔達は目を見開いた。

ここに七大魔王・憤怒のデーモンが降臨した。
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