第一章
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。
「おい、まずいぞ」
「エンジンが二つやられてか」
「自動消火装置もやられたぞ」
こちらもというのだ。
「これじゃあな」
「後は墜ちるしかないか」
「そうなるぞ、これは」
青い目と薄い眉の顔で灰色の大きな目と薄い唇の同僚に話した。
「もうな」
「どうすべきか」
「ああ、今は幸いフランス上空だ」
ここで機長のルイ=フランクが言ってきた、三十過ぎで口髭がうっすらと生えている。
「それじゃあな」
「これからですか」
「胴体着陸に入りますか」
「幸い爆撃も済ませた」
それで不時着の際爆発する心配も薄いからだというのだ。
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