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器が違う
第一章
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出た。だが彼等の部隊が前線に出たその時には既にだった。
 日本軍はかなり押されていた、彼等が前線に到着した頃ソ連軍の数は圧倒的だった。その中でも特にだった。
 戦車に装甲車それに火砲の数が多く金はこのことに仰天した。
「多いとは聞いていたが」
「はい、歩兵だけではないですね」
 安本も応えた、彼等は戦っている前線から少し離れていたが目の前での戦闘を見てそのうえで話をしていた。
 友軍は果敢に戦っている、だが。
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