第三章
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だな」
「進みたいならそうしろ」
「ではな」
岳飛も頷いた、そうして麒麟が駆けるのを終えて彼の背から降りてそうして別れてだった。
故郷に戻り麒麟の話をしてくれた友人に言った。
「麒麟に会いその背に乗れた」
「そうか、そしてだな」
「あくまで武の道を進むことを話した」
「科挙を受けずにだな」
「私は武に生きその武で宋に危急があれば国を救う」
このことは揺るがなかった、そしてだった。
岳飛は鍛錬と兵法の学問を続け見事武人となった、宋はおろか中国の長い歴史において関羽と並び愛され崇められている名将岳飛の若き日の話である。正伝にはなく伝承としても殆ど知られていないものであるがここに書いておくことにした。
岳王異伝 完
2018・6・11
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