暁 〜小説投稿サイト〜
前世の知識があるベル君が竜具で頑張る話
らんくあっぷ
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
『よう。見てたぜ「俺」よ。女庇って風穴開けられるたぁ中々に「英雄」してるじゃねぇか。
そのあと女に助けられたから結局チャラか?
まぁ、いい、兎に角、励めよ【主人公-ヒーロー】。
そう言えば「兎に角」って言葉アルミラージっぽくね?』









ベルがうっすらと目を開けた。

「……僕の部屋だ」

ベルは自分の腹に手を伸ばした。

「治ってる…」

ベルが体を起こすと、毛布が落ちた。

ルベライトの瞳が窓の外へ向けられる。

「朝……」

ベルはベッドから出て、着替える事にした。

クローゼットを開けると、そこには男物一割女物九割の服が置いてある。

「これでいいかな…」

ベルが手に取ったのは、白いワンピースだ。

これといった装飾の無い、最もシンプルな物で、最もマシな物だった。

着ていた寝間着(女物)を脱ぐ。

「はいりますよ」

ガチャ、とドアが開けられた。

「「あ」」

入ってきたのはレフィーヤだった。

「っきゃぁぁぁああああああ!?」

ベルのパン一を見たレフィーヤは悲鳴を上げて逃げていった。

「ぁー…………………」

ベルは物凄く微妙な顔をした後、ワンピースを着た。

直ぐに複数の足音がして、複数人がベルの部屋に入ってくる。

アイズ、リヴェリア、ロキ、ベートだ。

「あ、皆さんお早うございます」

「ベルっ!」

「おー…ととと…」

真っ先にベルに抱きついたのはアイズだった。

「どうしてっ、どうしてあそこでまってなかったのっ!」

「ごめんなさい。アイズさん。でも、でもね、僕も女の子に守られてるだけっていうのは、嫌なんですよ」

「…………」

「アイズさん?」

アイズは抱擁を解くと、ベルの肩に手を置いた。

「本当に…心配、したの」

「ごめんなさい」

アイズがプゥッと頬を膨らませる。

「うー…」

(なにこの人可愛い)

「アイズ、そこら辺にしてやれ」

「リヴェリア……」

「ベルだって、男の子だったという訳だな」

「そやでー。ベルもちゃーんと男の娘しとるわけやぁ。
あんまり子供扱いしてやらんといてや」

「ロキ、気付かないとおもったの?」

「なんでわかるん? 発音一緒やろ」

「僕に聞かないでよ…」

茶化すロキにアイズとリヴェリアの視線が刺さる。

「そ、そんなにらまんといてや…」

ロキが後退る。

「そ、そういえばレフィーヤはどないしたん?」

「「「……逃げたな」」」

「まぁ、ラッキースケベかまして直ぐに顔会わせぇっちゅうんも酷か」

「ロキ、僕は男」

「ラキスケに男も女
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ