らんくあっぷ
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もあらへんよ」
「むぅ…」
「ま、ええわ。ご飯にしようやベル。
4日も寝とったんや、腹も空いとるやろ」
「4日!?」
「うん」
「ま、ベートがエリクサーぶっかけたから傷は問題あらへんと思うけど、マインドダウンも加わったからなぁ」
「えと、ありがとうございますベートさん」
「構わねぇよ。おら、メシ食うんだろ?」
「あ、はい」
ベルはアイズとリヴェリアに両手を握られ、食堂へ。
『ぷくく……グレイみてぇだな』
「ん?」
「どうかしたか?ベル?」
「いえ……今声が聞こえたような…」
「気のせいではないか?」
「だと思います」
一行が食堂に入る。
「あ、オハヨー、兎君」
「お早うございます、ティオナさん」
食堂に入ると、入り口近くでサンドイッチをたべていたティオナに話しかけられる。
「うん。いやぁ、4日前の君物凄くかっこよかったよ」
ベルはティオナの言葉に顔を赤くした。
「という訳で私に命令したのは不問にしてあげまーす」
リヴェリア達が命令というワードに首を傾げた。
「あのねー、兎君ったら私にレフィーヤを連れていくよう言って、『早く行け』って言ったんだよー。
いやー、かっこよかったなぁ」
既にベルは真っ赤である。
あまり面と向かって誉められる事の無かったが故に、照れているので。
ティオナが席を立つ。
「でもあんまり格好いいとさ」
ティオナが、ベルの耳元に口元を近づける。
「襲っちゃうかもしれないから、気を付けてね?」
「ひゃいぃっ!?」
飛び退いたベルがリヴェリアの後ろに隠れる。
「アハハー、冗談冗談。そんなに逃げないでよ」
「うー…うー…」
「それに、あんまりリヴェリアのお尻ばっかり触ってるとエルフが騒ぐよ?」
「ふぇぁ!?」
パッとベルが離れるが、勢い余って後ろに倒れた。
「はぁ…ティオナ、あまりベルで遊ぶな。それに私は尻など触られていない」
「そうなの? ごめんねー、兎君」
(か、からかわれた……)
ベルがヒョイ、と持ち上げられた。
「ぅゆ?」
「はぁ…ギャァギャァ騒ぐな。メシにすんぞ」
「やっぱベートはツンデレやなぁ」
「殺すぞ飲んだくれ」
「おー、おっかな」
一行が列に並ぶと、他の団員が順を譲る。
「あのー、僕…」
「ええよええよ。どうせ一人や二人変わらへん。
それにベルが頑張っとるのはみぃんな知っとる。
文句は出ぇへんよ…。なぁ! そうやろ皆!」
ロキが呼び掛けると団員達が肯定する。
「ほらな。皆ベルが毎朝アイズにボコられては立ち上がっとるのをちゃ
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