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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第81話:クリスマス
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をひくつかせてにじり寄ると、空は咄嗟に箱を庇う。
「ケーキケーキ♪」
「美味しそうだねえ」
「だ、駄目よ!!これはヤマトに…あ…」
ゆっくりと太一と芽心を見遣るとニヤニヤ笑う太一と微笑む芽心。
「聞いたか芽心さん?やっぱり情報通りヤマトへのプレゼントだ」
「はい♪そのままだとメイちゃんとアグモンに食べられちゃいますよ?良いんですか?悩みに悩んで苦労して作ったプレゼントを食べられて?」
「うう…っ…もう…分かったわ、少し行ってくるから」
「おう、健闘を祈るぜ空」
親指を立てる太一に空は不思議と緊張が解れていくのを感じた。
「ふふ…馬ー鹿。ありがとう太一、芽心ちゃん」
太一の言葉に空は微笑みながら2人に礼を言って控え室の奥に消えていく。
「頑張れよ空」
「やっぱり寂しいですか?長い間一緒だった幼なじみの空さんがヤマトさんと一緒になるのは…」
「まあな、何だかんだで兄妹みたいで一緒にいるのは当然だと思っていたけど…まあ、これも大人になるってことだよなー!!」
「そうですね…………あの、太一さん!!」
「!?お、おお…何だよ芽心?」
いきなり大声で呼ばれた太一は目を見開くが、目の前にある可愛らしい包装紙に包まれた掌サイズの箱にまた別の意味で目を見開いた。
「これ…」
「ク、クリスマスプレゼントです。私、太一さんには本当に感謝してるんです。お台場に転校したばかりで慣れていなかった私をお台場の案内や学校でも何時も助けてくれて…ディアボロモンの時も…そしてお台場中学校での生活でも色々フォローしてくれて…言葉やこんなプレゼントじゃ、全然足りないくらい…感謝してます…」
緊張のためか芽心の顔は赤く、プレゼントを持っている両手が震えている。
太一は芽心とプレゼントを交互に見遣る。
「……………」
「だからその、太一さんが良かったら、これからも…末永くお願いします」
「末永くって…何かプロポーズされたみてえ」
「え?………あ、ああ!?す、末永くの部分は無かったことに…」
太一に言われて顔を真っ赤にする芽心。
「まあいいさ、これからも末永くよろしくな芽心。ところでプレゼントの中身は何?」
プレゼントを受け取り、嬉しそうに笑う太一の表情を見て、芽心は微笑みながら答える。
「ケーキです。大輔君に習ったんですよ」
「ふーん、あいつって家事得意だもんな。お姉さんが不得意だからだろうけど。出来ればあの時のケーキみたいにもう少しでかかったら完璧なんだけどなあ」
「駄目です。お母さんのクリスマスのご馳走が食べられなくなりますよ」
「育ち盛りの男子の食欲を舐めるなよ?まあいいや本当にサンキュー。ライブまでまだ
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