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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第81話:クリスマス
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ブラックウォーグレイモンの喫茶店従業員化から更に数ヶ月が経過した。

日増しにブイモン達のダークタワー破壊作業は勢いを増していく。

「そろそろ潮時だね、あいつらが最後の1本を破壊したらトンズラするよマミーモン」

「おう!!念願の本当の自由だな!!」

双眼鏡で様子を見守るアルケニモンとマミーモン。

既に通信機は壊しているから治から通信が来ることは無くなった。

後はダークタワーが全部無くなれば自分達への命令は無効となり、晴れて自由の身だ。

長かった…本当に長かった…生まれて間もなく薄暗い基地の中に閉じ込められてようやく自由が手に入る。

そして、デュナスモンがダークタワーが密集して建っている場所に向かうと無数の飛竜のオーラを出し、大爆発を起こした。

「よし、デジタルワールドのダークタワーはこれで無くなったね。行くよ、マミーモン!!」

「おう!!(アルケニモンと2人で自由アルケニモンと2人で自由アルケニモンと2人で自由アルケニモンと2人で自由!!)」

マミーモンはバギーを運転しながら心の中で歓喜していた。

「終わったな…」

「うん」

ダークタワーが無くなったのを見て大輔が感慨深げに呟くと賢が頷いた。

「後少しでクリスマスだよな」

「そうだね」

「お前の家族ってどうなってんだ賢?」

「前に少し様子を見てきたけど大分元気を無くしてるようだね。まあ、同情はしないけど」

「クリスマスくらい家に帰ってやったらどうだ?」

「嫌だ」

「俺達も一緒に行くから」

「嫌だ」

「クリスマスパーティーをやるって口実で」

「嫌だ」

「…どうしても嫌か?」

「勿論」

「…断言すんなよ…もう…」

少しくらいは家族と歩み寄ってはどうかと思う大輔だが、賢は全くその気はない。

「ねえ、賢君。確かに賢君は嫌な思いをしたかもしれないけど、賢君のお父さんとお母さんなんだよ?このまま距離が離れたままなんて悲しいと思わない?」

「むう…」

ヒカリにも説得され、少し悩んだ末に大輔達の言う通りに賢の実家でクリスマスパーティーをすることに。

取り敢えずクリスマスと言うことで日頃世話になっている太一達にアグモン達をクリスマスプレゼントにすることにした。

「ありがとう、久しぶりにメイちゃんと過ごせるなんて…」

「いえいえ、お義姉ちゃんの為ですから」

「それ、もう止めて下さあい…」

ニコニコと笑いながら言うヒカリに赤面しながら俯く芽心であった。

「太一さん達が喜んでくれて良かったけど。問題は賢の家だよな。たまには顔を見せに行けと言ったけど」

「あの陰湿根暗な変態仮面がああなったのってさ……」


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