機動戦士ガンダム
2244話
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う存分思い知らせてやりますよ』
いや、俺は別にそういう事を言ってる訳じゃないんだが。
気負いすぎるなと、そう言いたかっただけなんだけど……まぁ、実際ジャンの技量とヅダの性能、そして連邦軍の装備を見れば、マゼランやサラミスのメガ粒子砲のまぐれ当たりにでもぶつからなければ、問題はないか。
ともあれ、そうしている間にも俺達の機体は次々に移動し、カタパルトに乗せられる。
「アクセル・アルマー、ザクUR2、出るぞ!」
その言葉と共にダラニ諸共射出され、宇宙空間に姿を現す。
そうしてまず映像モニタに表示されたのは、無数のセイバーフィッシュと戦う黒い三連星の姿。
……というか、どうやら自分達からセイバーフィッシュの群れに突っ込んでいったらしい。
大胆なと思うものの、マゼランやサラミスの援護射撃たるメガ粒子砲を封じるには、それが一番単純で良い手なのは間違いのない事実だ。
もっとも、それは当然のように一定以上の……それこそ精鋭やエースパイロットといった技量があって、始めて出来ることなのだが。
もし腕の悪いパイロットであれば、それこそセイバーフィッシュに集中攻撃され、撃墜されることになってもおかしくはない。
ガイア率いる黒い三連星は、自分の腕に自信があるからこそこのような真似が出来るのだろう。
「ジャン、どうする? 俺達もガイア達と同じような行動を取るか?」
俺だけであれば、間違いなく敵に突っ込んでいく。
だが、俺がアクセル・アルマーであるという事を、表向きは隠してこの小隊に所属している以上、小隊長はジャンだった。
『ええ、そうしましょう。ただし、マリオンはいつものように後方からの援護射撃を』
『分かりました』
SP型という狙撃型のヅダを使っているマリオンにとっては、ジャンの命令はいつも通りのものだったのだろう。
短く答えると、近くに浮かんでいるデブリに身を隠す。
……折角のニュータイプなんだし、出来ればニュータイプに対応した狙撃システムとか欲しいよな。
取りあえず、この戦いが終わったらニュータイプ研究所から奪ってきたデータでも使って……ああ、でも研究者がいないんだよな。
一応虐待には殆ど関わってなかった研究者もいるし、そういう連中を引っ張り出すか?
一番簡単なのは、それこそシャドウミラーの技術班に任せる事だろうが……ただ、そうなると、ニュータイプ用の技術には他の世界の技術も入ってしまって、この世界独自の技術とは到底言えなくなるんだよな。
そうならない為には、やっぱりこの世界の研究者達に任せるしかない。
……ヅダの改修班を含めた技術者や研究者、それと他にも色々な技術者や研究者がクレイドルにいるのを思えば、ニュータイプ研究の方はどうにかなる……か?
まぁ、そうな
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