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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第79話:悩み相談蜜蜂
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えのさ…」
「心…奴が俺を生かした理由の1つか…ハニービーモン。俺を負かした強者のお前に1つ聞く。心とは何なのだ?」
「心とは何か…か…それは俺にも良く…いや、もしかしたら誰にも明確な答えなんて出せねえのかもなあ」
「普通のデジモンである……お前にも……分からない事なのか……」
「まあ、心がある分俺達は恵まれてるってことは分かる。色んな物を見聞きして美味い物食い美味い飲み物を飲む。そして色んな出会いをして感じることが出来る。そして勝負に負けたら悔しい、憧れの存在がいたらそれを目指して自分を突き動かす原動力になる。その原動力があることは多分恵まれてるってことだと思うぞ。少なくても色んなデジモンを見て、心を持たないマシーン型デジモンとか見てると俺はそう思う」
「何故だ?」
「マシーン型デジモンは基本的に与えられた命令しかこなさねえ。まあ、あいつらの存在意義を考えれば仕方ねえのかもしれねえがな。でも美味い物食っても何も感じねえ、出会いに何も感じられねえのは損だと俺は思ったね。心があるから俺達は考え、悩み、そして成長していく。」
「心があるから考え、悩み…成長していく…か…」
「ブラックウォーグレイモン、悩み苦しむことは確かに辛いかもしれねえがな。それで得られる強さがあるのも確かだ。お前は心がある。お前には他のダークタワーデジモンにはない成長って言う可能性が与えられたんだ。その可能性を大事にしな」
「そうだな……心…俺に与えられた可能性…少し信じてみるとしよう。お前に会えて良かった」
「ふっ」
ハニービーモンとブラックウォーグレイモンの会話を聞きながらチャックモンは頬をポリポリと掻いていた。
目の前にあんな凄まじい力を放っているデジモン相手に良く平常運転のままでいられるものだ。
というか日に日に図太くなっていくな我が相棒は…見習いたい、あのゴールドデジゾイド並みのメンタル。
「おーい、チャックモン。デザートのアイス」
ハニービーモンにデザートのアイスを出すように言われた。
「お前、甘いのは好きか?」
「嫌いではない」
「そうか、バニラアイスだ」
「はいはい」
チャックモンはエプロンを取り出して厨房に向かう。
「(ふふふ…僕のお手製アイスクリームはただのアイスクリームじゃない。厳選した材料と現実世界で勉強した調理法と僕の冷気を合わせることで空前絶後の美味しさを誇るのさ。アイスクリームの濃厚なバニラの味とシャクッとする氷の感触を味わうがいい。ん?何だって?か、勘違いしないでよね!!僕は店員としてお客様をもてなさなきゃいけないという使命を思い出しただけさ!!断じてアイスクリーム作りに集中することで思考を放棄してるわけじゃないんだからね!!)」
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