暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第79話:悩み相談蜜蜂
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かしたヒット&アウェイ戦法でブラックウォーグレイモンに攻撃を当てていく。

「ちっ!!」

「オラオラオラ!!」

小柄なハニービーモンでは何度殴ろうと蹴ろうがブラックウォーグレイモンに大したダメージは与えられない。

しかしハニービーモンは視認が困難な程に薄めた毒鱗粉を散布し、少しずつブラックウォーグレイモンの肉体を蝕ませていく。

「へっ、兄貴達が噂にしてるからどんな強者かと思ったらこの程度とはがっかりだぜ!!」

「何!?」

「お前は自分の体の異変にまだ気付かねえのか?」

「体…?…!?」

言われたことでようやくブラックウォーグレイモンは気付いた。

体が痺れて体が思うように動かないことに。

「戦いはパワーとスピードだけじゃねえ!!それを活かす頭がねえと本当の実力は発揮出来ねえのよ!!パラライズスティング!!」

頭の麻痺毒針をブラックウォーグレイモンの喉元に突き付ける。

「っ…」

「試してみるか?俺がお前の喉をぶち抜くのが先か、お前が俺を引き裂くのが先かをよお…」

不敵な表情で言うハニービーモン。

ブラックウォーグレイモンは全身から力を抜いた。

「俺の負けだ…」

万全の状態なら何とかなったかもしれないが、麻痺毒によって満足に動けない状態ではどうしようもないとブラックウォーグレイモンは敗北を認めた。

「へっへー、俺の勝ちだぜ。まだまだ若い奴には負けねえよ」

「俺はパワーとスピードにのみ目が行っていた。お前の言う通りそれを活かす知識が無ければ真の強者には勝てんと言うことを思い知らされたぞ」

「素直で結構だ。おーいお前ら飯にするぞ。せっかくだ、お前も食っていけ」

「「「ええ!?」」」

「何か文句あんのか?」

「「「いいえ」」」

顔に影がかかり、笑顔のはずなのに凄い迫力のハニービーモンにチャックモン達は首を横に振った。

ブラックウォーグレイモンを店の中に招き入れ、サンドイッチを出した。

「さあ、食え」

「…頂こう……美味いな」

サンドイッチを口にするブラックウォーグレイモン。

チャックモン達は少し離れた場所で食事を摂っていた。

「お前と戦ったことで俺にはまだまだ足りない物があると痛感させられた。感謝する」

「お前はパワーとスピードは充分だ。ただそれを活かすための知識が不足してるだけだからな」

「そうか……強いのだな…」

「俺もまだまだ未熟者さ。俺は今でも兄貴の背中を追い掛けてる。兄貴は人間だが、俺は未だに近付くことさえ出来てねえ。」

「そんなにそいつは強いのか?」

「力とスピードはデジモンの俺の方が強い。でもな、兄貴が強えのはそんな目に見える物じゃねえ。心が強
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ