第四十八話 合格してその四
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「そうだよね」
「はい、そちらです」
「そこでおみちを勉強して」
「将来は教会を継がせてもらいます」
主任先生にもこのことをお話しました。
「しっかり勉強させてもらって」
「そのことはいつも言ってるよね」
「はい、やっぱり長女ですから」
教会の三人姉妹のです、しかもうちは男の子もいないのですから。
「継がせてもらいます」
「お婿さんも迎えて」
「お婿さんに教会長さんになってもらって」
「そうだよね、じゃあ阿波野君いいかな」
主任先生は私のお話を聞いてくれてからこのタイミングで阿波野君にお話を振りました、この振るタイミングがわかりません。
「頑張ってね」
「はい、僕も勉強しまして」
「そうしてだよね」
「立派なようぼくにならせてもらいます」
「そうそう、その意気だよ」
主任先生は阿波野君ににこにことして言いました。
「頑張ってね」
「そうさせてもらいます」
「先輩、僕も頑張りますから」
阿波野君は私にも行ってきました。
「宜しくお願いします」
「まずはようぼくにならせてもらうことを目指してね」
「そこからですよね、スタートは」
「何といってもね、だから頑張ってね」
「そうさせてもらいます、じゃあ先輩」
何でかまたしても私にお顔を向けて言ってきました。
「次は本部に行って」
「参拝するの?」
「そうしましょう、教祖殿にも祖霊殿にも行って」
そうしてというのです。
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