466部分:第二十八話 逃れられない苦しみその十
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べた。
「婚礼のことも」
「どうされるのでしょうか」
「やはり」
一旦言葉を止めて。これ以上はないまでに辛い顔になり。
その顔でだ。王は述べた。
「取り止めたいのですが」
「しかしそれは」
「わかってはいるのです」
それでもできない。王には非常によくあることだ。
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