第三章
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「それで、ですか」
「特に大阪城の周りが酷くてな」
「あの辺りがですか」
「大阪で一番空襲が酷かったんですか」
「天守閣以外は瓦礫の山になってた」
女は二人に悲しい過去を観る顔で話した。
「ほんま酷かった、まあ天守閣は残っただけでもな」
「よかった」
「そうですか」
「ずっとなくてやっと建ったんや」
今の天守閣が建ったのは昭和六年のことだ、それまで長い間なかったのだ。
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