暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2242話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
今の状況でジオン軍にルナツーを襲われるような事になれば……それこそルナツーがジオン軍に占拠される可能性もあるという事なんだが。
 ちなみに、ゴップの方に連絡をしてはみたのだが、返ってきたのは首を横に振るという行為のみだったらしい。
 サイド3の強行偵察の件で、予想以上にタカ派の影響力が高くなっているとか何とか。
 おまけに、それを後押しする者が軍上層部にもいるって事らしい。
 ゴップはレビルと共に現在の連邦軍の主流派ではあるが、全てを自分達の意見で決められるだけの影響力を持っている訳ではない。
 それこそ、他の派閥に属する者達の意見を聞き、採用する必要もある訳だ。
 で、そんな連邦軍内の政治のあれこれの結果、現在のような状況になっている訳だ。

「まぁ、実際に攻めてくる様子を見せないとなると、正直なところ一体向こうが何を考えているのか、全く分からないんだが」

 そんな風に呟きつつ、俺のダラニは念の為に護衛として一緒に来ていたジャンのヅダが乗ったダラニと共に、旗艦のグワジン級の格納庫に向かう。
 そう言えば、このグワジン級の名前はまだ決まってなかったと思うんだが……どうなるんだろうな。
 もっとも、その辺りは俺が特に気にする必要もないのかもしれないけど。

「一応、何の問題もないのか確認する為に、機体のチェックを頼む」

 コックピットを開けると、メカニックがこっちにやって来たので、そう声を掛ける。
 ちなみにこのメカニックは、元ジオニック社の技術者だ。
 基本的にルナ・ジオンにやってきている兵器メーカーの中で一番勢力が大きかったのは、ヅダを改修したチームだったが、当然今回のように戦いになれば、メカニックの数が足りない。
 そんな訳で他の兵器メーカーからやってきた技術者やメカニックの類も乗せて、現在はこうして出撃している訳だ。
 そうなれば、当然のように俺の乗っているR2型を整備するのは、ザク系の整備に慣れているジオニック社の関係者という事になる。

「分かりました。すぐにチェックします。……ちなみに機体に乗っていて何か気になるようなところはありましたか?」
「いや、特にそういうのはなかったな」

 正確には、機体の反応速度に不満を持ってはいるのだが、その辺はもう諦めている。
 今のところ、俺が本当の意味で満足する機体の反応速度は、T-LINKシステム搭載機でしか有り得ないというのは十分に理解しているのだから。
 なので、MSとかはそういう機体だと考えて操縦すれば、特に問題はない。……若干反応の遅さにもどかしい思いをする事はあるのだが。

「そうですか。では、すぐに仕事に入ります」

 そう告げ、言葉通りすぐに仕事に入っていくメカニックをそのままに、俺はコックピットから出る。
 既にここは宇宙空
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ