暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第72話:変態仮面追跡作戦始動
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

賢の呟きに大輔は笑みを浮かべて言う。

『長期間のデジタルワールド滞在…確かに今まで通りって訳にもいかないわよね……』

『そうだね。これまで通り、日帰りって訳にもいかないし、確かに今は夏休みだから丁度良いかもしれない』

京は少し驚いた様子で、大輔達の顔を見てから俯いた。

『そ、そうよね…帰りの時間なんて気にしてたら、基地なんて叩けないわよね』

『うん、カイザーの基地を倒すまでは帰らない…そのくらいの覚悟が必要だわ』

『うん、変態仮面がダークタワーを建て続けていることを考えると1日はあまりにも短すぎる。大きな敵を倒すためには、それくらいはしないといけない』

『お前もう兄とさえ言わねえのかよ』

『おや、申し訳ないけど僕に兄は存在しないよ?』

『覚悟なら出来ていますが、夕ご飯までには帰らないとお母さんが心配します』

『まあ、伊織と京は別に日帰りでも構わねえぞ。別に無理して滞在する必要ねえし』

伊織の言葉に大輔は優しく笑うとヒカリはクスッと微笑んだ。

こういう気配りが出来るのも大輔の良い所だ。

『……いいえ、やっぱり僕も一緒に行きます。皆さんがデジタルワールドに滞在するのに僕が安全な場所にいるなんて嫌です』

大輔の言葉に少し悩んだ末、伊織は意を決した。

大輔達はデジタルワールドで過ごすのに自分は家族の元で過ごすのはどうかと思う。

それに自分は勇敢な浩樹の息子なのだから。

『そっか、よく言ったぞ伊織!!逞しくなったな』

大輔が満足そうに笑うと伊織の頭を撫でた。

京はそんな大輔達をどこか遠くを見るような目で見つめていたことに誰も気付かなかった。

そして及川宅からデジタルワールドに向かい、ハニービーモンの喫茶店(何故か何処にでも現れる)を拠点にして行動していたのだが。

京の暴走に全員に今唖然…つまり冒頭。

「京さん、疲れちゃったのかな?」

「疲れたと言うよりも気合い入れすぎて暴走してる感じだけど?」

賢とタケルがダークタワーの天辺にいる京を見つめながら呟く。

そして何を考えているのか降りてきたのかと思ったら共に行動していたテントモンに詰め寄る始末。

「ネタは上がってんのよ、正直に白状なさい!カイザーの基地はどこ!?」

「おいこら馬鹿京。いい加減にしろこら」

京を止めようと勇敢にも歩み寄る大輔。

しかし暴走した京はキッと大輔を睨む。

「むむ!?さては大輔も何か隠してるわね…!?」

「はあ?」

何言ってんだこいつ?と言わんばかりに京を見つめる大輔。

「さあ、大輔!白状なさい!!ヒカリちゃんの舌と胃袋を掌握しただけでは飽きたらず、次は誰の胃袋と舌を掌握するつもり!?」

「…フ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ