第70話
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入りするきっかけでもあった”鬼”の力に、おぬし自身の過去や出生の謎――――さぞや迷い、翻弄されているだろうが恐れることはない。
おぬしに授けたのは”七の型”――――無明の闇に刹那の閃きをもたらす剣。その極みは他の型よりも遠く、おぬしが”理”に至れるかはわからぬが……それでもワシは10年前、”最後の弟子”としておぬしを選んだ。カシウスでも、アリオスでもなく……”八葉”を真の意味で完成させる一刀としておぬしをな。
―――激動の時代において刹那であっても闇を照らす一刀たれ。おぬしと魂を共有する同志たち、魂を継ぎし者達ならばできるはずじゃ。それでは達者でな。――――東より戻りて再会できたら奥伝を授けるのでそのつもりでおれ。
草々、ユン・カーファイ
「ハハ、相変わらずと言うべきか………まrで見てきたように俺の状況を把握していらっしゃるな……(大陸東部……近年、土地が荒れて、住む人が激減している不毛の地か………老師の事だから心配はないと思うが……―――いや、俺が心配するのは烏滸がましいな。)」
ユン・カーファイからの手紙を読み終えたリィンは考え込んだ後集中を始め
(”七の型”は”無”……無明の闇に刹那の閃きをもたらす剣。昔から老師が言っていた言葉だがようやく掴めてきたような気もする。奥伝……”八葉”を完成させる最後の弟子など畏れ多いだけだが―――せめて教え子や仲間の力になれるよう、俺も”壁”を乗り越えるしかなさそうだ。)
そして集中を終えて新たなる決意をしたリィンは明日に備えて休み始めた。
〜同時刻・ユウナ、アルティナ、ゲルドの私室〜
同じ頃、ユウナ達は第U分校の女子生徒達とエリゼ、アルフィンを交えてリーゼアリアと談笑しているとミュゼがある提案をした。
「フフッ、話の場が温まってきた所でそろそろアリア先輩を含めたここにいるほとんどの女性達が気になっているである事を、姫様やエリゼさんに代表して答えてもらいましょうか♪」
「ミュゼ?一体何を……?」
「それに私達が気になっている事が、どうしてアルフィン皇女殿下とエリゼさんが答えることに繋がるのかしら?」
「ミュゼ、まさか貴女………」
「…………」
ミュゼの提案にその場にいる多くの者達が首を傾げている中リーゼアリアとゼシカは不思議そうな表情をし、察しがついたアルフィンは表情を引き攣らせ、エリゼはジト目でミュゼを見つめた。
「うふふ、それは勿論姫様とエリゼさん達―――――リィン教官の伴侶として既にリィン教官の奥方となった姫様や教官の婚約者の方々の”夜の生活”―――――つまり、新しい命を作る為や互いの愛を確認する為の行為である”男女の営み”に決まっているではありませんか♪」
「な、なななななななななっ!?」
「そ
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