第70話
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お久しぶりです、ユウナさん。アルティナさんにゲルドさん、ティータさんも。」
「あはは………うん!」
「といっても19日ぶりくらいですが。」
「こんばんわ、リーゼアリア。」
「ふふ、ジョルジュさんから聞いてわたしもビックリしちゃって……」
「うーん、先程は気を利かせて外したんですけど……ユウナさん達にお話したら是非ご挨拶したいと仰られて。」
「当たり前じゃない!前に会う約束もしてるんだし!―――教官達も教官達です!なんで呼んでくれなかったんですか?」
「ああ、そうだな……折角の機会だっただろうし。」
「アハハ………いろいろと話が盛り上がっていまして……」
責めるような視線のユウナの言葉にリィンとセレーネはそれぞれ苦笑しながら答えた。
「す、すみません。ちょっと考えが至りませんでした。」
「いいのいいの、リーゼアリアさんは。でも帝都だったよね?最終列車とかそろそろ厳しそう?」
「ふふ、それなんだけど……今日はリーゼアリアさんに宿舎に泊まってもらう事になって。」
「ええっ、ホント!?」
「わぁ……っ!」
「ふふっ、そうなるとちょっと思っていました。もしかしてリィン教官のお部屋にお泊りするんですか?」
「そ、そんな訳ないでしょう!」
「うふふ、と言いつつ本音はリィンお兄さんと同じベッドで寝て、あわよくばリィンお兄さんに食べてもらいたいのでしょう♪」
「そ、そんなふしだらな事、考えていません!」
リーゼアリアが宿舎に泊まる事にユウナ達が嬉しがっている中ミュゼとレンはそれぞれ小悪魔な笑みを浮かべてリーゼアリアをからかい、からかわれたリーゼアリアは必死の様子で答え
「レン教官?貴女の”悪戯”に慣れていないこの娘をあまりからかわないでやってくれませんか?」
「それと俺の事を何だと思っているんですか、レン教官は…………」
エリゼは威圧を纏った笑顔を浮かべてレンを見つめ、リィンは疲れた表情でレンに指摘し
「うふふ、怖い怖い♪リフィアお姉様の二の舞にならないためにも、悪戯はこのくらいにしておくわ♪」
「フフ、すっかり元通りの関係に戻れて何よりですわ♪」
レンとミュゼは笑顔で答え、二人のマイペースさにリィン達は冷や汗をかいて脱力した。
「あはは……客室に泊まってもらうつもりだよ。さっき分校長に連絡したら『1日といわず数日でも泊まってもらって構いません』とか言ってたし。」
「フフ、相変わらずとても優しいわよね、分校長は。」
「ゲルドさんの分校長に対するイメージはわたし達が持つ分校長のイメージと若干かけ離れている気がするのですが。」
「あはは……」
トワの話を聞いて
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