第70話
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を立てて若干威圧を纏わせた笑顔でレンに指摘し、ジト目のセリーヌに話を振られたトワは苦笑しながら答えた後疲れた表情をし、その様子を見たジョルジュは冷や汗をかいて苦笑していた。その後食事を終えたリィン達はジョルジュとの情報交換を始めた。
「そうか…………噂は聞いていたけどクロスベルでそんな事があったなんて。再び動き始めた”結社”の残党……それに”地精”を名乗る勢力か。」
「はい………」
「…………うん………」
「お兄様、トワさん…………」
「…………ま、確かにあれはアタシも驚きだったわね。」
ジョルジュの言葉にリィン達がそれぞれ重々しい様子を纏っている中セリーヌは先月での出来事―――蒼のジークフリードとの出会いを思い返していた。
「……俺も”星見の塔”で”彼”に会ったときは本当に驚きました。内戦直後俺達特務部隊とZ組、そして先輩達は”彼”の埋葬に立ち会ったのですから。」
「うん……安からな顔をしてたよね。クロウ君らしくもなく……満足したような顔をして………」
「トワさん…………」
「…………トワ……」
辛そうな表情で肩を落とすトワの様子をセレーネとジョルジュは心配そうな表情で見つめた。
「あはは………なんでだろ。ついこの前みたいに思えちゃった。――でもそうだね。わたし達は確かに知っている。”あの仮面の人が絶対にクロウ君じゃないってことを。”」
「………ええ。その意味で、あの機体も騎神に良く似た別物だったかもしれません。」
(果たしてそれはどうかしらねぇ?)
トワとリィンの話を聞いていたレンは一瞬意味ありげな笑みを浮かべてジョルジュに視線を向けた後表情をすぐに戻した。
「そういえば”蒼の騎神”は軍に回収されたのよね?貴族勢力に使われないよう厳重に封印したって聞いたけど……」
「ああ、新築したトリスタ要塞の最深部に保管されたみたいだね。起動者だったクロウがいない以上、転位とかもできないと思うし……やっぱり別物なんじゃないかな?」
「そう……だよね。星見の塔で現れた機体は破壊された後クロスベル帝国軍に回収されたけど…………もしかしたらランドルフ教官やランドロス教官はあの機体の事について何か知らされているのかな?」
「ランディさんはわかりませんが、少なくてもランドロス教官は知らされているでしょうね……」
「まあ、ランドロスおじさんの”正体”を考えたらねぇ?」
トワの疑問を聞いたセレーネは複雑そうな表情をし、レンは呆れ半分の様子で答えた。
「…………その仮面の男はともかく”地精”というのは気になるな。エマ君達”魔女”と対になる歴史の闇に消えた一族……各地の精霊窟を造り、旧校舎地下も造ったんだっけ。」
「
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