第四十八話 合格してその二
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「どうやら」
「それでだね」
「はい、私と阿波野君でお話してです」
「わかったよ、お花は飾っておくよ」
「宜しくお願いします」
「そういうことでね。あと合格本当におめでとうね」
「よかったです、本当に」
私は主任先生に満面の笑顔で答えました。
「これからはおさづけの理も最後ですし」
「それを聞かせてもらってだね」
「新年におさづけの理を頂きたいです」
「晴れてようぼくになれるね」
「その時に着物着させてもらいます」
今からこのことが楽しみでした。
「おつとめ着を」
「あれを千里ちゃんも着るんだね」
「そうなりますよね」
「それも楽しみで」
「おせちひのきしんの最後にね」
「はい、おさづけの理を頂いて」
そうしてです。
「それからですね」
「ずっとよくぼくになりたかったよね、千里ちゃんは」
「そう思っていました」
このことは実際にでした、子供の頃からようぼくにならせてもらうことが私の夢の一つでした。夢に見たこともあります。
「それがやっとですから」
「天理高校にいたらようぼくになりやすいからね」
「おさづけも聞かせてもらえますから」
このことは他のおみちの学校も同じです。
「そのこともあって天理高校受けました」
「そして通ってきたね」
「はい、あと数ヶ月ありますけれど」
卒業が見えてきた感じになってきました、入学して。
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