第四十八話 合格してその一
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第四十八話 合格して
私は阿波野君と二人で私が大学に合格したことを報告しに詰所に向かいました、そして詰所に行ってです。詰所におられる主任先生にお話しました。
「私天理大学に合格しました」
「ああ、そうなんだね」
主任先生は私のお話に笑顔で応えてくれました。
「それはよかったね」
「はい、それで卒業しましたが」
「前からお話している通りにだね」
「詰所に入らせてもらっていいですが?」
「どうぞだよ」
先生は笑顔で答えてくれました。
「ひのきしんしてくれながらだね」
「住ませてもらって」
「それで大学に通うんだよね」
「そうさせてもらいます」
「有り難いね、それでその花束はあれかな」
先生は私の花束も見てお話してきました。
「そこにいる阿波野君からのプレゼントかな」
「そうなんですよ」
阿波野君が言いました。
「僕が先輩への合格祝いにって思いまして」
「ああ、そうなんだね」
「はい、ただ寮では預かれないってことで」
「ここでだね」
「飾って欲しいってなりまして」
それでというのです。
「こちらにお願いして欲しいんですが」
「お願いします」
私からも主任先生にお願いしました。
「ちょっと寮では飾れないんで」
「寮、特に東寮は厳しいよね」
「そうみたいですね」
男の子達の北寮よりもです、どうも私達女の子が入っている東寮は規律がかなり厳しいみたいです。
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