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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第67話:制裁
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「今だ!!」

「太一、今よ!!」

「よっしゃあ!!」

当然治に対して腸が煮えくり返っていた太一もこの好機を逃がすわけもないわけで起き上がりかけていた治を殴り飛ばした。

因みに鞭は奪って放り投げている。

「よくもアグモンにあんなことしてくれたな!?喧嘩ならお前みたいなひ弱なお坊ちゃまなんかに負けやしねえんだよ!!」

実際治は喧嘩慣れしていないようで太一に一方的にやられている。

まあ、体格的に劣る大輔に一方的にボコボコにされてる時点でお察し下さいだが。

「僕は君達凡人とはレベルが違うんだよ、天才なんだよ…!!」

「その天才様が喧嘩も碌に出来ねえ、弟に威張り散らすしか能がねえ奴なら俺はなりたくねえな!!」

「黙れ!!」

治が太一に殴りかかるが、ヤマトに比べて単純すぎて簡単にかわせるために逆に蹴り飛ばされてしまう。

「ぐっ…この僕がこんな凡人なんかに…」

「けっ」

「くっ…やはりこの世界は狂っている…こんな野蛮で品性の欠片もない奴らが選ばれるなんて…」

「野蛮なのはお前だろ」

「どの世界も僕のような天才を拒絶する…ならば僕が正しき世界を作り上げる。僕が正しいことを世界に知らしめ!!僕がルールとなる!!」

「殴ったせいで更に頭が可笑しくなったか?」

少し治が気持ち悪くなってきた太一は気付かぬうちに少し後退した。

「ふふふふ…君達のような凡人が選ばれること自体可笑しいんだ。選ばれし子供とは僕のように頭脳明晰で完璧で美しい人間を言うのさ」

「自分で自分を美しいとか恥ずかしくねえのかお前?てか、気持ち悪いぞお前…」

「ふん、所詮は凡人。天才の孤高さも美しさも理解出来る能力もないか」

「取り敢えず、お前みたいなのを人間の恥曝しってことくらいは分かる。何か日増しに気持ち悪くなってきたなお前」

太一は気持ち悪そうに治を見つめる。

サジタリモンとエンジェウーモンのコンビとメタルグレイモンの戦いにテントモンに呼ばれたガルルモン達も加勢し、メタルグレイモンは完全に劣勢となる。

「メテオギャロップ!!」

再び跳躍蹴りを繰り出し、メタルグレイモンの体勢を崩すと、その隙にエンジェウーモンが人差し指をスパイラルに伸ばした。

「ヘブンズチャーム!!」

指から放たれた光線はスパイラルに命中し、破壊されるとスパイラルの破壊とダメージによってアグモンに退化し、暗黒のデジメンタルが2つも落下している。

「チッ!!」

口笛を吹き、ダークティラノモン達を呼ぶ。

アグモンを回収しようというのだろうが、それを許す者など誰もいない。

「フォックスファイア!!」

「メテオウィング!!」

「エクススクラッ
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