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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第67話:制裁
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トロッコに乗ってメタルグレイモンを追い掛ける大輔達。

途中でテントモンと合流し、ガルルモン、バードラモン、メイクーモンを連れてきて欲しいと頼んだヤマトはヒカリにある物を差し出す。

「ヒカリちゃん、これを」

「これは?」

ヤマトからいきなり渡された水晶玉にヒカリは困ったように見つめる。

「これは一乗寺治がアグモンをスカルグレイモンに進化した際に使った暗黒のデジメンタルらしい。光子郎が解析して暗黒進化のプログラムを除いたから、アーマー進化の要領で進化させられるようだ。普通の進化を」

「え?ということは、私がこれを使えば完全体に!?」

「ああ」

「本当に!?良かった…」

完全体への進化が可能となることに笑顔を浮かべるテイルモンだが、ヒカリは少し迷っている。

これを自分が受け取って良いのかと、寧ろこれは太一と深い友情を結んだヤマトが使うべきではないかと。

「あの…私で良いんですか?」

「ヒカリちゃんとテイルモンが最もこの力を使うべきだと俺は考えてる。テイルモンは成熟期の姿を維持出来るし、何より今最前線で戦っている。ダークタワー有る無しに関係なく完全体の力を使える可能性がある2人が使うべきだ」

「そうだね、ダークタワーがあると成熟期への進化さえ出来ない僕達よりもヒカリちゃんとテイルモンが使うべきだよ」

「うん、僕もそう思うよヒカリちゃん」

賢やタケルにもそう言われて、ヒカリも決心が付いたのか、デジメンタルを受け取った。

「良かったなヒカリちゃん」

「…うん。私頑張るね」

「精々足引っ張るなよネズミ」

「あんたこそ私の足を引っ張らないでよ犬」

「「………だりゃあ!!」」

互いに睨み合った後、同時に殴り合った。

「止めろ!!」

「「ぎゃふ!?」」

「だぎゃあ!?」

大輔はアルマジモンを持ち上げ、アルマジモンの甲羅をブイモンとテイルモンの頭に叩き付ける。

ブイモンとテイルモンと、そして無関係なはずのアルマジモンはかなりのダメージを受けた。

「お、俺は何もしてないのに…何でこんな目に遭うだぎゃ…」

「仕方ないよアルマジモン。君の体が頑丈だからだよ」

パタモンが哀れむ目でアルマジモンを見つめる。

「とにかく、サジタリモンとエンジェウーモンが組めばメタルグレイモンにも勝てるはずだ」

大輔が言うとヒカリ達は頷いた。

「痛ててて…」

「あんたのせいよ」

「何だとこら?ネズミの分際で…」

「黙んなさいよ犬…」

「てめえら…」

「「………あ」」

地獄の底から響き渡るような声にブイモンとテイルモンは顔を青ざめさせた。

因みにヒカリ達は大輔の説教が始まる前にも
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