一話日下飛翔ルーガー
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図々しい)
日下の頭の中は朱髪の女神の事で一杯だった。
もしホームに運よくいたら彼にとっては10年ぶりの再会になるのだ。
(映像でみているだけとはいえ)
心が踊らぬ訳がない。
とはいえ浮かれているだけとは
いかないが
(ロキファミリアは都市最大派閥
入団試験も物凄く難しいかもしれない。
一応以前の主神であるスサノオ様の
紹介状とロキ様への土産は持って来ているが)
日下は懐にしまっている、以前の主神スサノオ直筆のロキへの、紹介状を握りしめる。
スサノオとは飛翔が以前所属していたファミリアの主神の事だ。
10年前ロキに心奪われた飛翔は、
すぐにオラリオに旅立ちたかった。
だが10年前のあの時ロキと共にいた3人の団員達の事を思いだし考えを改めた。
あの3人の冒険者達は当時子供の
飛翔ですらわかるほど、人外の猛者たちだった。
(並みの者ではロキ様のお役には立てない)
そう思った日下少年は、山にこもり
修行にはげんだ。
いずれ神の恩恵を得る前に、己を強化しようと思ったのだ。
そんな修行をしていた日下は、山で
一人の神と出会う。
白髪の老人で背中に大きな背嚢を
背負うその男神の名はあめのまひとつめのみこと。
通称一目連もしくは
まひとと呼ばれる神だった。
まひとに気に入られた日下は、
ファルナを与えるというまひとの
申し出を受けた。
まひとはファルナを与えるが、
ファミリアを形成していなかったからだ。
ステータスだけを得て眷族にならないというのは、最初申し訳なく思ったが、考えてみればファルナを鍛えてレベルを上げた方がロキの役に立てると思い決断した。
ロキと邂逅から二年が経ち、日下は12歳になっていた。
その後まひとの神友である、スサノオと出会い、彼のファミリアに改宗した。
改宗したとはいえ、眷族にはなっていない。
事情を説明して、眷族にならなくてもいいのならと言ったら、スサノオはそれでもいいと言ってくれた。
まぁ、ぼそりと同じ赤髪なら
女鍛冶師の方がと言っていたが
日下にはよく意味がわからなかった。
それからスサノオのファミリアで
経験を積んだ日下は在野では
高レベルとなる、レベル2になっていた。
まだ足りないと思ったが、十年間
鍛えた自分を信じて、オラリオ行きを決心したのだ。
オラリオ行きを伝えると主神スサノオは、改宗して欲しく無さそうだったが、団長を初めとする団員達から
の説得もあり、改宗を許して貰えた。
さらに神ロキへの紹介状も書いてくれた。
後、神タケミカズチへの手紙も書いてくれた。
何でも神タケミカズチは主神スサノオ様とは、同じ極東の神で神友なのだそうだ。
『困った事があったら、それを持ってタケミカズチのところに行きなさい。
その手紙を見せたら、
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