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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第66話:メタルグレイモン
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、ブイモンはどこ吹く風、馬の耳に念仏とばかりに涼しい表情。

何処までも我を行く、大輔LOVE・ヒカリLOVE・テイルモンHATEワハハハハなブイモンであった。

ヒカリに何時もの台詞を促す。

ヒカリは表情を引き攣らせながらも光子郎を見遣る。

『はい、ここは僕が何とかしますから皆さんはアグモンを』

『お願いします。デジタルゲートオープン。選ばれし子供達出動!!』

光子郎に灰となった京を任せてヒカリ達はデジタルワールドに。

これがヤマトと空がパソコン室に来る前の出来事である。

「「ああ〜」」

道理で京が真っ白な灰になっていたわけだと納得したヤマトと空であった。

「ヒック…グス…確かに私、みんなに迷惑かけてる自覚はありましたけど…それを本人に向かって笑顔でドストレートに言いますか普通!?」

灰から元に戻った京がヤマトと空に泣きながら言う。

「ん〜まあ、あの子は遠慮がないと言うか、素直と言うか、純粋だから思ったことをポロリと言っちゃうとこあるしねえ…」

「パートナーデジモンは俺達パートナーの鏡映しって言われてるしな。大輔も素直な性格だからブイモンもポロリと言っちまうんだろうな」

空もヤマトも頬を掻きながら言うと京は立ち上がった。

「あそこまで馬鹿にされてまでウジウジしてるような私じゃないわよ!!私が超大活躍してブイモンに単なるドジとヘマをやらかすだけの役立たずじゃないってとこを見せてやるわ!!」

「「…………」」

ブイモンに怒りを向ける京。

どうやら怒りで復活したようだが、本当に役立たずじゃないってとこを思い知らせられるかどうかは謎だ。

「よし、出来た」

「「ん?」」

光子郎は満足そうに暗黒のデジメンタルを見つめていた。

「光子郎、その水晶玉は何だ?」

「これは一乗寺治さんがグレイモンを暗黒進化させる際に使用したデジメンタルです」

「それがか?」

「はい、大輔君が回収したのを解析したんです。これは大輔君達が使用しているデジメンタルを参考にしているのですが、大輔君達のデジメンタルとは違う点は選ばれし子供のパートナーデジモンであるならばどんなデジモンだろうと暗黒進化させることが出来るんです。」

「なる程、一乗寺治はあのアグモンが太一のパートナーデジモンだと知っていて操ったのか…くそ、どこまで性根が腐ってるんだあの野郎!!」

他人のパートナーデジモンを奪っただけでなく、それを当然のように扱う治にヤマトは怒りがこみ上げるのを抑えきれない。

「ヤマトさん、このデジメンタルを渡しておきます。」

「は?」

「僕はこれを解析して、このデジメンタルの暗黒進化のプログラムを書き換えておきました…。このデジメン
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