2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
プレゼント
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、あれは病気なんよ」
「知らないか、HGSは難病ではあるがそれだけではない。
先天的に遺伝子に特殊な情報が刻まれており、
それによって死ぬことはないものの様々な障害を引き起こす難病だ。
特に海鳴の病院はそれを専門にしている機関もある
世間一般の情報はそこまでだが、まれに脳内器官の異常発達、細胞に含まれる珪素等の要素から特別な能力を持つようになる。
早い話が超能力者になってしまう可能性がある病気だ。
それが高機能性遺伝子障害と呼ばれるものだ
そのため迫害や差別される危険性を孕んでいるため、世間には公表されていない。
何故俺が知っているかといえば知り合いにそれを患っている人を知ってるからだ」
「博識さんやな」
「まあな、職業的に・・・じゃなく俺の師匠みたいな人が探偵でな
よく遊びに入り浸っていたから詳しくなっただけだ!」
「本当の事だったんだね、僕自身もうわさでは聞いたことあったんだけど、次はこれで良いのかい」
「同じパターンならね、今のところそれしかヒントが無いし」
野見山があの生暖かい精巧なプードルのぬいぐるみを抱きながら言っていた。
あんな変なものをよく持てるなと感心するぐらいだ。
野見山がそれを入れて又閉めると、
ロッカーが閉まり、かちゃんという音が又2箇所で聞こえる。
隣の67のロッカー
相変わらず中には何も入っていない。
内壁にはお約束のメモがまた書いてあった。
さて、そろそろ君にもここの仕組みがわかってきたかな。
次のロッカーの中にはプレゼントを用意しているよ。
気に入ってくれるかな
俺は再度カイロに温度計で測ってみたら温度は変わらず67度を示していた
ここにホッカイロを入れ、野見山が扉を閉めるとかちゃんと音が3箇所で聞こえる
「どないしたんや、3か所なんて」
「それじゃ開けるよ」
「待った、開けるのはよせ」
プレゼント、ろくなものじゃないはずだ
開けないといけないのはわかるし、
俺の能力も奴には効かないからいいなりになるしかないのはわかっている。
そろそろ奴の悪趣味ないたずらがされるのだろう。
「どうしたんだい南條君?」
「プレゼントっていうのが気になってな、俺が開ける」
「先ほども言ってたが」
「大丈夫だ、先生、東 丈って知ってるか?」
「東 丈ってあの将来金メダルが有望されている高校生の事かい?」
「あぁその東だけど、それと試合が出来るぐらいだ」
「いやいや」
どうもこの先生
凄く説得力があって納得をしてしまうが、こんなところで殺させるわけにはいかんな
「それはさっきも言ったけれど」
「なら俺は先生を止めて見せるよ」
「何を?」
俺
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