2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
プレゼント
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100と書かれたロッカーを開けた俺は、その中を見た。
中は案の定何の入ってはいなかったが、扉の裏にご丁寧にこんなメモが入っていた。
一度に開くロッカーはひとつずつ
俺は野見山とはやてにそう言った。
「完全に遊んでやがるな!」
「綾君は?これをやった人に思い当たるんか?」
「なぜ?」
確かにこんなことをやれる奴を知ってる
現に俺にコンタクトをしてきたし
だが、いくらさっき動揺したといえ、
はやては何故こんなに、人の心を読めるんだ!
まさか・・・
「どないしたん?
さっき気分悪くなったのがぶり返したん」
「いや・・・、先ほども言ったが、多分その得体のしれない土鍋を入れればいいと思う
俺が入れるよ」
「いや、南條君、僕が入れるよ」
「だが・・・」
「子供の君たちがしっかりしてるのに、先生である僕がやらないなんてありえないだろう
それにこういう役は大人の仕事だよ
先生の仕事を取らないでほしいな」
「あぁ、あまり無茶をしないでくれ」
「南條君にしろ、八神さんにしろ、
大人の人と話してるみたいでビックリしてるよ
まぁ安心していて」
「ありがとうな先生」
はやては素直にお礼を言っている
確かにはやては子供の思考では無く、大人と会話している感じがする
すずかがそうだった。
アリサは頭の回転は速いのだが、あれは感情的すぎるし
なのはも回転は速いが子供らしさはまだある
すずかは夜の一族だからか、子供らしさはそんなに感じない
どちらかといえば、姉の忍の方が子供っぽいところが見える
実はすずかが姉で忍が妹って線は無いな
よく観察するとわかるが、忍はわざとやっている感じがする。
得体の知れないものを作ってはいるが、
あの家の地下に行ったときに、忍がある部屋から出てきた時は驚いた。
作業場でよく見るツナギを着て何かを作ってたのだから
聞いたら発明をしていろいろ作ってるとか、少し恥ずかしそうに笑いながら言っていた。
マッドにならないことを祈っている。
そんな風に考えごとをしてたら野見山がロッカーに怪しい土鍋を入れ閉めたら、
ロッカーが閉まり、かちゃんという音が又2箇所で聞こえる。
どうやらこのロッカーが閉まった音と多分隣が開いた音なんだろう。
野見山が隣の23と書かれたロッカーを開いてくれた。
また中は何も書いておらず裏には、こう書かれていた。
鍵があいてから一度閉まったロッカーは開かない。少なくとも君が生きているうちは
例え君たちの誰かが人外の力を持っていたとしてもね
「何のことや」
「たぶんHGSの事だ」
「綾君、あれは病気であって」
「そうや、私が行っている病院で研究されているけれど
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