機動戦士ガンダム
2239話
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クが空になったら切り離して身軽になってヅダの機動力で一気にその場を離脱……という手段も使えます。ちなみにミサイルポッドもミサイルを撃った後は切り離せます」
ああ、あのミサイルポッドやアサルトブースターは使い捨てなのか。
まぁ、使い終わったらパージして機体重量を減らすというのは、分からないでもない。
強襲してありったけの武器を使ってから、その場を離脱する。
継戦能力という点では多少疑問符がつくが、それでも使い方によっては大きな戦力となるだろう。
ルナ・ジオン軍の中でも俺と同じ事を考えている者は多いのか、A型を興味深そうに見ている者はそれなりに多い。
そうしてA型がその場から移動して、他のヅダが待機している場所に移動すると、再び司会の男が口を開く。
「さて、続きましては……少し異色のバリエーションですが……この機体です!」
その言葉と共に、新たな1機のヅダが姿を現す。
だが、そのヅダは見るからに、今まで登場してきた通常型、SP型、A型とは違う。
今までは基本的にヅダがあって、そのヅダのパーツを変える事により、バリエーションとしていた。
つまり、ヅダは基本的にヅダのままだったのだ。
唯一違うのは、アサルトブースターを装備したA型だったが、それだって基本的にはヅダのままだ。
だが……今回現れたヅダは、まずその顔が違う。
正確には、ヅダの頭部に平らな円盤状のレドーム……レーダードームのような物が被せられているのだ。
ジオニック社から譲渡された、E-3型……ザクフリッパーの影響を受けているのは間違いないだろう。
もっとも、向こうは頭部に3つのカメラを搭載する形だったのに、大して、こっちはレドームらしき物をを被っているといった感じになっているのが大きく違うが。
ただ、レーダーの類はミノフスキー粒子下では殆ど役に立たない筈。
だからこそ、E型やE3型では直接カメラで視認するような形態になった筈なのだから。
「皆さん、これを見て……そうですね、連邦軍のディッシュという偵察機を思い出したのではないでしょうか?」
言われてみれば、ヅダが被っているのはディッシュの胴体……まるで皿から手足が生えているような、どこか愛らしいといった姿をしている偵察機に、若干似てるように思える。
「ですが、ミノフスキー粒子下において、レーダーの類が通用しないのは、ここにいる皆さんであれば分かるでしょう。そうすると、このレドームのように見える物も意味はないのではないか。……そう思う方も多いと思いますが、これはレドーム……レーダードームの類ではありせん。内部に高性能カメラを幾つも内蔵した、光学観測機器となります。当然その手の光学機器は高いのですが、幸いにもルナ・ジオンはシャドウミラーからの援助があり、その問
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