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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第65話:スカルグレイモン
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強くなってしまっている。

「京…」

「あっちゃあ…ごめん」

「ごめんじゃねえよドアホ」

結果的に敵を強くしてしまった京に大輔はジト目で見遣る。

「ビッグクラック!!」

次に前に出たディグモンがドリルで地割れを起こし、メラモン達を崖下へ転落させる。

「やった!!」

しかし、元々潜んでいたマグマの中に叩き落とされても痛くも痒くも無いのか、すぐに突き出た岩を蹴って地上へ舞い戻ってくる。

「………」

「あの、大輔さん。すみません」

無言のまま見つめられて居たたまれない表情で謝罪する伊織。

何か言われるよりも無言のままでいられる方がキツい時もあると聞いたことがあるが、正にこれか。

「…デジメンタルアップ!!」

「ワームモンアーマー進化、プッチーモン!!ハートナービーム!!」

ワームモンをプッチーモンにアーマー進化させ、指先から光線を放つ。

攻撃力は低いが戦意喪失効果があるためメラモンは大人しくなる。

その隙にプッチーモンはメラモンの輪を破壊する。

「タケル、僕達も負けられないよ!!」

「勿論、デジメンタルアップ!!」

「パタモンアーマー進化、ペガスモン!!」

「私達も続くわよ!!」

「うん、デジメンタルアップ!!」

「テイルモンアーマー進化、ネフェルティモン!!」

「ハートナービーム!!」

「ウジャトゲイズ!!」

プッチーモンとホルスモンがメラモン達の動きを止め、ライドラモン、ペガスモン、ネフェルティモンが飛びかかる。

少し離れた東の方向から向かって来ている存在が絶望を振りまきながら、確実にこちらへ向かってやって来ていることに気付かずに。

例の輪を首にはめた太一のグレイモンをワイヤーで吊り下げ、治を乗せたエアドラモン達。

「アンドロモンは制御出来なかったが、成熟期から進化させれば完全体も必ず操れる…」

治は懐から水晶玉のような物を取り出す。

台座の色は白で、水晶の色は水色。

丸い水晶はシンプル故の美しさを放っていたが、台座のデザインが台無しにしていた。

何せ台座には触手状の線が寄り集まり、水晶の下にへばりつくような見た目だったのだ。

「暗黒のデジメンタル…奴らの使っていた物を参考にするのは業腹物だったが、これならあんな小道具に頼らずとも進化させられる。」

デジタルワールドに正規の方法で来たわけではない治には当然、パートナーデジモンはいない。

そのため、基本的に自分は無防備な状態なので大輔達はそれを知っているから丸腰の状態で近付けるのだ。

前回の戦いではそれを利用されて痛めつけられてしまったが、今回はそうはいかない。

自分にパートナーデジモンがい
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