95話:皇女の闘い
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るはずなのにあまりにも冷酷な話がさりげなくなされている。皇族の子女としては確かに必要なことだが、お母様はこういう冷たさから私を守ろうとしてくれていたのだろう。
だが、万が一わたしだけがベーネミュンデ侯爵夫人として生き残る展開になった場合、どこの馬の骨かもわからない嫌な視線を向けてくるような方に嫁がされることになるだろう。そんな未来にならない為にも、ラインハルト様と連携を取りながら、マグダレーナ姉さまやヒルデガルト姉さま達とも連絡を密にする必要がある。
それにしても陛下がそんなことを考えていたとは想像もしなかった。望んで帝位に就かなかったにもかかわらず『宇宙から戦争を無くす』事をお考えになられるとは、それこそ統治者の鏡なのではないだろうか。そしてリューデリッツ伯はなにをお考えなのだろうか?すべてをお話頂けるとは思わないが、私の未来がかかっている。少しでもご意向を聞いておかなくては。
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