暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第63話:ピクニック
[6/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
聞かない」
「ピクニックに来たのにお弁当食べて昼寝ってどうなの…痛あ!!」
タケルの尻に大輔の蹴りが炸裂したのだった。
「ほい、ブイモン」
「これ…炒飯?」
「ああ、昨日の晩飯の余り。俺とブイモンが一緒に作ったんだ」
「食べられるのそれ?」
「殴るぞハツカネズミ。現実世界じゃ、俺も家事手伝いしてたんだ。お前みたいに食っちゃ寝生活してるんじゃないんだよ。この弛んだ腹は何だ?」
「殴るわよあんた!!」
お腹の緩〜い部分を掴まれたテイルモンは顔を真っ赤にして殴りかかるが、テイルモンの弁当を盾にすることで攻撃を封殺した。
「卑怯よ、弁当を盾にするなんて!!」
「何とでも言え!!」
もうブイモンとテイルモンの喧嘩は放置するとして、ヒカリは大輔に小さめのタッパーを差し出す。
「ん?ヒカリちゃん、これは?」
「えと、私…何時も沢山お世話になってるから、お礼に少しだけど大輔君の分もおかず作ってきたの」
「え?本当に?」
「うん、ハンバーグと卵焼きだけど…」
「いや、ありがとう。正直おかずは適当だったから嬉しいよ。じゃあ、早速…うん、美味い!!」
早速食べる大輔はヒカリお手製のハンバーグを美味しそうに咀嚼しながら笑みを浮かべる。
「ほ、本当に?」
「勿論、また作って欲しい位だよ」
「う、うん。いいよ」
「いやーミミさん。春ですねー」
「そうよねー春真っ盛り」
京とミミがニヤニヤと笑いながら見つめる。
大輔は自分の分の弁当を平らげると、横になって目を閉じると寝息を立て始めた。
「え?大輔君、もう寝ちゃったの?」
「大輔疲れてるんだな」
「毎日毎日休む暇無いものね」
「ブイモン、テイルモン。他人事のように言ってるけど。大輔君が疲れてる原因の1つはあなた達の喧嘩なんだけど?」
「「ごめんなさい」」
ヒカリの冷たい視線にブイモンとテイルモンは土下座した。
「くっ、仕方ない。ヒカリに俺のパートナーの独占権を今日だけやろう」
「そうね、私もパートナーのために一肌脱ぐわ」
「へ?ちょ、ちょっと!?」
ブイモンとテイルモンは何を考えたのか、寝ている大輔の頭をヒカリの膝に置くと、ヒカリが大輔を膝枕している体勢となる。
「「これでよし」」
「よ、良くな…は、恥ずかし…」
「「静かに、大輔が起きる」」
「あ…うう…」
【はああー、お茶が美味い】
顔を真っ赤にして俯くヒカリと、美味しそうに苦いお茶を啜る賢達。
後にホークモンがアルマジモンが放り投げた干瓢巻きを追い掛け、京とミミが行方不明になるのだが、無事に戻ってきたのは言うまでもない。
苦難を乗
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ