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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第63話:ピクニック
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して」
「お〜う、楽しみだ」
明日のピクニックを楽しみにする大輔達はどこにでもいる普通の子供のようだ。
一方八神家では…。
「〜♪〜♪」
機嫌良く鼻歌を歌いながら、明日のピクニックの準備をするヒカリ。
「ご機嫌ねヒカリ」
裕子の言葉にヒカリはハッとなって鼻歌を歌っている自分に気がついた。
妙に気恥ずかしい。
「で?何を大輔君に作ってあげたいの?」
ニヤニヤと笑いながら娘に問いかける裕子。
「え、えと…あの、お弁当にお母さんが何時も入れてくれるあの小さなハンバーグ…後は卵焼き…かな…?」
「ふむふむ…成る程成る程。分かったわ、可愛い娘の恋の成就のために、お母さん張り切っちゃうわよー!!」
「ちょ、お母さん!!」
あまりの恥ずかしさに赤面しながら怒るヒカリ。
「けっ、何だよ何だよ」
裕子とヒカリの会話を太一は面白くなさそうに聞いていた。
何せヒカリは太一にとって大事な妹で、それを他人に取られるのは面白くない。
不機嫌な表情で冷蔵庫から牛乳を取り出して飲み始める。
「何よ太一?あんた大輔君に嫉妬?あんたには芽心ちゃんがいるじゃない」
「ぶうぅううう!?」
裕子の爆弾発言に太一は牛乳を噴き出した。
「な、何であいつが出て来るんだよ?」
「あら?この前2人で買い物してるの見ちゃったんだけど。デートしてたんじゃないの?」
「デ、デートじゃねえよ!ただあいつの買い物に付き合っただけだ!!」
動揺しながら言う太一にヒカリは呆れた表情を向けた。
「(それを世間一般ではデートって言うんだよお兄ちゃん…それにしても…私もそろそろ本格的に冗談抜きで芽心さんをお義姉ちゃんって呼ぶべきかな?)」
「あらまあ、まあ…時間の問題だろうし、お母さんは息子の春をのんびりまったりと待たせてもらうわ」
「だから何がだよ!?」
「静かにしてよお兄ちゃん。それから芽心さん…ううん、お義姉ちゃんを泣かせたら許さないからね?」
「まあ、お義姉ちゃん!?ヒカリがそう呼ぶなんて、もうそんな仲になってるの!?太一ったら親の私に何の相談もなく…水臭いわねー」
「だからまだ芽心とは付き合ってねえよ!!」
「「(“まだ”…ねえ…)」」
太一の叫びが八神家に響き渡るのであった。
一方、賢も祖母の家に帰宅し、明日は友人とピクニックに行くことを説明した。
「あらそう、ならお弁当作らないといけないわねえ」
微笑ましそうに笑う祖母に賢も微笑んだ。
「ありがとうお祖母ちゃん。」
「そうそう…あの子からまた電話が来たわ」
「また家に戻って来いって電話?」
「ええ、でも賢ちゃんが望んでないもの…
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