第十一幕その二
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「そのお魚を料理してもらってね」
「それを食べるの」
「そうしていくわ」
「わかったわ、それじゃあね」
「それぞれ食べましょう」
「そうしましょう」
お互いにお話します、そしてかかしと樵は地下の隅から隅までを見てからエリカに対して言いました。
「うん、問題ないよ」
「いいフロアだね」
「これなら皆快適に過ごせるよ」
「いいおもてなしが出来るよ」
「そうよね、私が考えてそうしたのよ」
だからだと言うエリカでした、二人にも。
「それならね」
「悪い筈がない」
「そう言うんだ」
「そうよ、一階も二階もね」
こちらもというのです。
「ちゃんと出来るのよ」
「そうなんだね」
「そちらもだね」
「そう、何もかもがね」
まさにというのです。
「順調に出来ていくのよ」
「そう言うんだね、それじゃあ」
「これからこの国に人が来ても」
「私の国に相応しい最高のおもてなしをするわ」
二人にこうも言ったのでした。
「楽しみにしていてね」
「うん、こちらこそね」
「そうさせてもらうね」
「是非ね、ただ貴方達は食べることと寝ることは」
「気にしなくていいよ」
「いつも通りね」
このことも言う二人でした。
「そしてお風呂もね」
「実は関係ないんだよね」
「そうね、もうそのことはわかっているから」
既にというのです。
「そのうえでおもてなしさせてもらうわ」
「それはそれでね」
「期待させてもらうよ」
「じゃあね」
ジョージがエリカに言いました。
「今日はね」
「ええ、ここでゆっくりしてね」
「そうさせてもらうよ」
「アンが出した好きなものを食べてね」
「さて、今日は」
ここでアンが言うことはといいますと。
「何を出そうかしら」
「そこはあんたが考えることね」
「そうね、何がいいかしら」
アンは少し考えてそして言いました。
「沖縄料理って前に恵梨香から聞いたけれど」
「沖縄?」
「そう、日本の沖縄県のお料理ね」
「そうした場所があるの」
「あっ、沖縄っていうと」
ジョージも沖縄と聞いて言いました。
「アメリカの日系人にはご先祖が沖縄から来た人多いんだよね」
「あら、そうなの」
「だから僕も沖縄料理は知ってるよ」
「美味しいの?」
「うん、アメリカでは食べたことがないけれど」
それでもというのです。
「日本で食べたことがあるよ」
「それで美味しいの?」
「美味しいよ、だからアン王女が出してくれるなら」
それならとです、ジョージはエリカに笑顔で言いました。
「是非ね」
「食べて楽しむのね」
「そうさせてもらうよ」
「さて、出すのはね」
アンが早速言います。
「タコライスにミミガー、ゴーヤチャンプル、ソーキそばに足てびち
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