第69話
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「でしたら今夜あたりにでもリィン教官のお部屋で個人的に……♪もしくはセレーネ教官にリィン教官がどうすれば、私を10人目の婚約者にして頂くかについての相談でも構いませんが♪」
「だからアンタはやめいっ!」
(やれやれですね。)
(………いろいろな意味で賑やかにはなりそうだが。)
その後HRは終わり、リィンとセレーネが部屋から出て行った後ユウナ達は放課後での雑談を始めていた。
「……それにしてもいきなり過ぎるっていうか……元々のクラスもあるんだし二人とも抵抗は無かったわけ?」
「ええ、主計科を離れること自体はちょっと考えてしまいましたけど。でもリィン教官のクラスなら―――♪」
「あー、はいはい。アンタは聞くまでもなかったか。」
「君はリィン教官や教官の周りの人達に随分、反発していたと思っていたが……」
「わりと露骨でしたよね。」
「うん、編入したばかりの私でもわかるくらいだったし。」
ミュゼがZ組に編入してきた理由を知ったユウナが呆れている中、クルトやアルティナ、ゲルドは不思議そうな表情でアッシュを見つめた。
「ハッ、別に嫌っちゃいないさ。いけ好かないってだけでな。腕は立つし修羅場もくぐってる。―――そこは認めてやるさ。それに……妙な”力”を持ってやがるんだろ?」
「そ、それは…………」
「……どこで知ったんだ?」
「クク、最初の特別実習であのヤバイ女を4人がかりで殺る時に、さんざん見せていたじゃねぇか。喋るネコと知り合いだったり、大昔のオモチャの乗り手だったり、明らかに自分より腕の立つ女達に”ご主人様”呼ばわりのプレイをさせていたり、エレボニアの皇女サマどころか妹までハーレムに加えていたりと色々笑えるネタも満載だしな。せいぜい特務活動にも付き合って大笑いさせてもらうとするぜ。」
「……………………」
「あのねぇ……」
「……同じクラスで行動するならめんどうを起こさないで欲しいんだが。」
先行きが不安な発言をするアッシュをアルティナは黙って見つめ、ユウナと共に呆れた表情で溜息を吐いたクルトはアッシュに指摘をした。
「ふふ、きっと大丈夫ですよ♪ここにいる私達は色々な意味でリィン教官に何らかの興味を持っている……それはアッシュさんも同じだとお見受けしますから。」
「!」
「確かに、言われてみれば……」
「そこまで絡むというのは興味があることの裏返しか。」
「うん、興味がなかったり大嫌いだったら、その人の事を無視したりするものね。」
「なるほど、納得です。」
ミュゼの推測に血相を変えたアッシュがミュゼを睨んでいる中ユウナ達は納得した様子で頷いていた。
「てめえ……本
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