暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第60話:反撃のタイミング
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!?そんなはずはない。私がアーマー進化すれば神秘的な何かになるはずだ!!」

「その根拠のない自信はどこから沸いてくるんだよお前…?」

古代種であるが故にテイルモンのアーマー体はある程度知っているが、テイルモンのアーマー体の中で比較的神秘的っぽい見た目は希望のデジメンタルのアーマー体だったはず。

光のデジメンタル?

あれは神秘的…か?

「何をしている!!」

「きゃあ!?変質者!?」

「出やがったな、変態仮面!!」

突如現れた治に全員が構えた。

やはりあの見た目で急な登場はびっくりするらしい。

ブイモンと京は思わず本音が出たようだ。

「君達のような愚かな人間達が、どうして自由にこの世界に出入り出来るんだい?」

「まずあなたの愚かな見た目をどうにかしてから言って下さい。目に痛いです」

伊織が嫌そうに治を見つめて言うが、治はやれやれと言わんばかりに首を振る。

「やれやれ、やはり愚かな凡人には僕の崇高なセンスは理解出来ないようだね」

【理解したくもない】

「だが、仕方のないことさ。僕は特別な存在。愚かな凡人に僕の崇高な考えを理解出来る存在はいないのだから」

「おいこらナルシスト。お前本当に賢の兄貴か?後、自分で崇高とか言ってて恥ずかしくないのか?」

「だからこそ君達の存在は僕を不愉快にさせる。偉大な天才たる僕を差し置いてデジタルワールドに行き来していた君達の存在はね」

「デジタルワールドに来たいならその自己中を直してから言ったら?そしてD-3やデジヴァイスもないのにどうしてデジタルワールドに?」

治の発言にタケルは思わずツッコんだ。

しかしゲンナイからはこんなのが選ばれし子供になったとは聞いていない。

「ふふふ、天才たる僕に不可能はない。そんな玩具に頼らなくてもデジタルワールドに行く方法を僕は知ったのさ」

「じゃあ不法侵入じゃねえか。賢の兄貴だから見逃されてんのかこれ?」

データが近いから賢だと誤認されている可能性もあるが。

「愚かな凡人達、僕の世界に無断で入った罪を贖ってもらおうか」

「いや、私達は不法侵入のあんたと違って正規の方法(?)で来たんだけど?」

治の言葉にツッコミ所がありすぎて京も思わずツッコんだ。

少なくても能力的に劣ろうが犯罪者のあんたよりマシだと言うことだ。

「選ばれし子供とは、僕みたいな完璧な人間の事を言うんだ!君達じゃない」

【………………】

立体映像が消えるとティラノモンに騎乗した本物の治が、地響きと共に現れる。

「完璧な人間は中学生でそんな格好をする痛い存在じゃないよ兄さん」

【うん】

賢の呟きに全員が頷いた。

もう全員が可哀想な子
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ