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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第60話:反撃のタイミング
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にしない方向で。僕達がしなければならないのはアレの駆除です。一応人間だから見殺しは出来ませんし」

「え?見殺し?」

丈が何のことだろうかと疑問符を浮かべる。

「前の冒険の時に残ろうとして駄目だったのを忘れましたか?デジタルワールドがその気になれば兄さんなんて異物としてデリートされてしまうことになるかもしれませんよ」

【あ〜…】

「確かになあ、流石に見殺しはまずいし仕方ない。程良くボコボコにして現実世界にお帰り願うしかないな」

ブイモンが頭痛そうに呟く。

賢はあまりの居たたまれなさに溜め息を吐いた。

「よし、みんな。明日俺達がやるべきことは一乗寺治をボコってデジタルワールドから叩き出す。以上!!」

【了解!!】

大輔の言葉に全員が力強く頷いた。

そして今日は解散、そして翌日の放課後。

「さて、今から馬鹿イザーをぶっ飛ばしに行くぞ」

【おう!!】

駄菓子屋とコンビニで購入したお菓子等で腹を膨らませたデジモン達は気合い充分だ。

因みに一乗寺治の家族がニュースに出ていたが…。

「治ちゃんはとても優しくて利口な子なんです!!」

「無事であることを今でも祈っています。」

「あんたらの教育に問題があるからあんなおめでたい奴になったんだろ…」

ブイモンがうまい棒(チョコ)を片手に呆れたように呟いた。

まず行方不明の息子の心配をする前に自分達の教育法を省みて欲しい。

一同はデジタルワールドに向かうと、デジタルワールドに到着するのと同時に幼年期だったウパモンとポロモンが成長期に進化していた。

「コロコロ忙しいなお前らは、成長期になったり幼年期になったり。まあ、経験の問題か。」

「確かにね、私達は長い間成長期か成熟期だったから世界の行き来で退化や進化はしないようだわ」

自身の体を見る先輩デジモン達。

パタモンもワームモンも成長期の姿が基本となっていたから世界の変化による進化や退化はないようだ。

それから幾ばくも経たない内に、大輔達のD-3に点滅する4つの点が現れた。

「これはデジメンタルか?」

「む?むむ?この感じ…これは俺が使っていた神聖…もとい希望のデジメンタルだ!間違いない!!お?希望のデジメンタルが2つ…誰だ?」

「1つは俺。残りの3つはタケルとヒカリちゃん、賢の可能性が高いな。」

「そうかな?」

「少なくてもD-3を持つ俺達には1つの共通点があるそれは古代種かそれの因子を持つことだ。だからテイルモン達もアーマー進化出来るはずだ。」

「アーマー進化か…成熟期の私がアーマー進化すれば…」

「大して変わらないんじゃないか?下手したら見た目が更に酷くなったりしてな」

「何だと
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