機動戦士ガンダム
2237話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
コンペが終わり、その後でセイラを相手にジオン公国……特にザビ家の連中が少し会話をするような事があったが、それも特に問題なく終わった。
向こうが、本当に俺達が警戒したようにセイラの暗殺を狙っていたのかどうかは分からない。
だが、向こうがもし本当にそれを狙っていようとも、このUC世界では人間兵器と呼んでも間違いではない俺がいる時点でセイラの暗殺や誘拐といった真似は完全に出来なくなった。
ザビ家もそれを理解しているからこそ、今回は特に何かを仕掛けてくるような真似はしなかったのだろう。
そんな訳で、コンペも一通り終了して俺達は月に帰るべく建物から出ようとしていた。
「アクセル、結局のところコンペはどうなると思うんだい?」
そんな中で、不意にシーマがそんな風に尋ねてくる。
シーマにしてみれば、ジオン軍とはいずれ戦う事になる可能性が高い以上、どうしてもその辺は気になってしまうのだろう。
「そうだな。まだ確実にどっちだという風には判断出来ないが、コンペを見ていた連中の様子と、俺の希望的な観測から考えると……リックドムだろうな」
コンペで模擬戦が行われた時にも、俺はシーマと同じような会話を交わした。
だが、今では恐らく……ほぼ間違いないだろうと思うくらいに、リックドムが今回のコンペで勝利すると考えている。
模擬戦においては3戦全勝したR2型だったが、ジオン軍で採用される場合は、やはりコストが問題になる。
また、装甲の厚さ……防御力に関してはリックドムの方が優れているという事もあり、何だかんだでベテランやエース、精鋭と呼ばれるパイロットが消耗してきているのを考えると、リックドムの方が向いているのは間違いない。
R2型に関しては、新人パイロットを乗せるような真似をすれば、間違いなくすぐに撃破されてしまう。
少なくても、リックドムよりは撃破されるのは早いだろう。
「ジオン軍の人材が揃っているなら、R2型って選択肢もありだったんだけどな。連邦軍との戦いでは連戦連勝が続いたとは言っても、人的被害が皆無って訳じゃない。どうしたって戦闘が行われるに従って少しずつではあっても消耗していくし、人的資源という風に思えば、連邦軍の方が圧倒している。そう考えると、やっぱりパイロットの質から考えて、リックドムの方が有効なのは間違いないんだよな」
本当に最善の選択をするのであれば、R2型とリックドムの両方を採用して、新人にはリックドムを、ベテラン、精鋭、エースといった者達にはR2型をとすればいいんだが……ジオン軍には、恐らくそのような余裕は存在しないのだろう。
「なるほどね。……それに、ジオン軍は戦いだけじゃなくて、どこぞの国が軍人を引き抜いたりもしてるしね」
そう言うシーマだったが、どこぞの国というのは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ