機動戦士ガンダム
2237話
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か、何というか……そこまで貴重な機体とは思わなかったな。
「はい。今回のコンペでツィマッド社の新型が採用された場合、R2型はこれ以上製造される事はないでしょう。……元々は色々とした事情で4機だけが現状では製造される筈だったのですが、そこにシャドウミラーとの関係を考えて、この5機目が完成した訳です」
ん? さっきの話が本当なら、この機体は本来俺達に譲渡されなかった……って筈じゃなかったのか?
まぁ、ジオニック社程の大規模な会社だ。派閥抗争とかそういうのの関係で色々とあるんだろう。
「取りあえず、くれるって言うのなら貰うけど。この機体に使われている技術がヅダ辺りに流用される可能性もあるけど、構わないのか?」
「構わない、との事です。……上としては、それだけシャドウミラーやルナ・ジオンとの付き合いを重視するという話で……その、これは噂ですが、ジオニック創始者の1人で、ジオン・ズム・ダイクンと親交が深かったホト・フィーゼラーという人物の意向が強いようです」
「……父と?」
エリオットから、ジオン・ズム・ダイクンとの関係が深いと言われ、セイラは驚く。
だが、俺はその話を聞いた事で、この行動の意味を理解する。
恐らくそのホトという人物は、本質的にはダイクン派なのだろう。
……であれば、それこそ最初からルナ・ジオンに協力してくれてもいいと思うんだが……まぁ、ジオニック社の創設者の1人ともなれば、色々と事情があるのだろう。
ともあれ、俺はエリオットの言葉に頷き、R2型を空間倉庫に収納するのだった。
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