修行V - 終極 -
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右拳を構え、ウィスは対面するリアス達を見据える。
洗練された無駄の無い動きで放たれた空拳はリアス達を瞬く間に吹き飛ばし、武舞台を崩壊させた。
またしても烈風が吹き荒れ、リアス達の修行は本日をもって終了する。
こうしてリアスは過酷なウィスの修行を終え、運命のレーティングゲーム当日を迎えた。
▲▼▲▼
レーティングゲーム当日
リアスは眷属と共に夜の旧校舎に集う。
グレイフィアは愛するリアスの成長に嬉しさを感じながらも、驚愕していた。
10日間でこれ程までに成長出来るものなのか、と
魔力は洗練され、その身のこなしは10日前とは比較出来ない。
眷属である朱乃達も同じく飛躍的な成長を遂げている。
グレイフィアは確信する。
この勝負、リアス・グレモリーの勝利で終わることを
「失礼します」
「こんばんは、ソーナ」
オカルト研究部に今回のレーティングゲームの中継役を担う生徒会長と副会長が入室する。
「ソーナ、公平な審判をお願いね」
「勿論です」
「ライバルである貴方に私達の成長を見せてあげるわ」
「個人的にあの方がリアスと見合うとは思ってはいません」
「ええ、分かっているわ」
リアスは負けるとは思っていない。
いや、負けなど許されない。
グレイフィアに先導され、この場を後にするウィスに応えるためにも
「リアス」
「……ウィス?」
ウィスが言い忘れていたと言わんばかりに、その場に立ち止まる。
「もしリアスが今回のレーティングゲームで敗北した場合……」
「……?」
「修行不足ということでリアス達の修行を続行するつもりなので、そのことを念頭に置いておいてください」
「皆、絶対に、絶ェ対に!完膚なきまでに!ライザーに勝つわよ!!!」
リアスの激励に朱乃達の魂の咆哮が鳴り響く。
オカルト研究部内に本能の叫びが響き、大気を振動させたと錯覚させる程の迫力を醸し出した。
─レーティングゲーム始動─
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