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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第49話:災厄撃破
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。お腹空いた〜」

「おお、母さんに頼んでご馳走を作ってもらうか」

「ア、アグモン…」

「ん?何?」

アグモンが振り返るメイクーモンがしょんぼりしたような表情を浮かべていた。

「その…ごめんだがん」

「へ?……ああ、別にいいよ。全然気にしてないよ。多分君がいなかったらあいつにやられてたし」

「アグモン…」

「お互い迷惑かけて助け合ったんだからおあいこだよ。ね?」

「だがん!!」

アグモンとメイクーモンのやり取りを微笑ましげに見ていた芽心も太一に向き直った。

「良かったねメイちゃん…それじゃあ私、失礼しますね」

「ん?ああ、今日は本当にありがとな。ケーキとかもそうだし、あいつとの最後の戦いも」

「そんな…私はただ…戦ったのもメイちゃんだし…沢山迷惑も…」

「アグモンも言ったろ、俺達も迷惑かけて芽心ちゃん達に助けられたんだ。それにしても…」

「?」

太一が遠い目をしながら明後日の方角を見つめる。

「今回で俺達の纏まりの無さを痛感させられたな。」

「あ…はは…」

選ばれし子供は良くも悪くも個性が豊かな面子が集まっているのだ。

まあ、まだ協調性がある仲摩を確認出来たのは良かったかもしれない。

芽心を自宅付近にまで送ると太一は口を開く。

「んじゃあ、またな芽心ちゃん」

「はい、太一さん。」

「ん?」

「本当に今日はありがとうございました」

「別にいいって、俺達は同じ選ばれし子供だろ?芽心ちゃんもメイクーモンも俺達の仲間なんだからさ」

「…はい!!」

笑顔を浮かべる芽心に、よく見ると可愛いなと太一は思う。

空やミミとはまた違う魅力があるというか…。

「って、何考えてんだ俺は」

「?」

「何でもない。じゃあな」

太一は手を振って自宅に戻るのであった。

「ただいま」

「お帰り太一。芽心ちゃんをちゃんと送った?」

「ああ、ちゃんと家の前まで」

「そう、それにしても太一が空ちゃん以外の女の子を連れてくるなんて最初は驚いたわよ」

「だって芽心ちゃんの世話しろって先生とかに言われたしさ…(それに同じ選ばれし子供だし…)」

太一は後者はあまり言わないようにした。

裕子はそんな太一を見て更に男らしくなったと感じた。

「太一、そろそろ夕飯出来るからヒカリを呼んできて」

「ああ、帰ってきてたのかヒカリの奴。今頃、お誕生日会のことでテイルモン達に喋ってんだろうなあ…」

太一が部屋を開け、中にヒカリがいることを確認して声をかける。

「おーい、ヒカリ。飯だ…ぞ…?」

「ネエ、テイルモン。大輔君ノ作ッタゴージャスケーキハ美味シカッタ
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