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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第49話:災厄撃破
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グモン!!」
マグナモンとバンチョースティングモンに進化し、瀕死のウォーグレイモンとメタルガルルモンを守るように立つ。
「悪い、待たせたな!!」
「遅えよ、馬鹿野郎!!」
「すまない、混乱のせいで思うように動けなかったんだ」
太一の怒声にバンチョースティングモンが申し訳なさそうに言う。
ディアボロモンがマグナモンとバンチョースティングモンを標的にし、エネルギー弾を乱射する。
「はあっ!!」
「ぬんっ!!」
マグナモンとバンチョースティングモンは両腕を勢いよく振るい、エネルギー弾を弾き飛ばした。
弾き飛ばしたエネルギー弾は見事にディアボロモン達に直撃する。
「シャイニングゴールドソーラーストーム!!」
超広範囲に及ぶ必殺技を繰り出し、ディアボロモン達を消し飛ばしていく。
「ガ…ア…?」
メイクラックモンVMは暖かな光を浴びたことでゆっくりと目を開けた。
「よう、メイクーモン。起きたか、お前も頑張ったんだな。偉いぞ。後は俺に任せとけ」
メイクーモンの時に見せていた優しい笑顔にメイクラックモンVMの脳裏に今までの記憶が過ぎっていく。
芽心とブイモン達、大輔達との思い出。
そして自分を庇うようにして動かないウォーグレイモンの姿を見て、メイクラックモンVMは正気に返り、本来の正しい姿のメイクラックモンに変わる。
「あ、メイちゃんの姿が変わった…」
「いや、姿だけじゃねえ」
今までの禍々しい感じが完全に消えている。
「もしかしたらあれがメイクーモンの正しい進化なのかもしれません」
ディアボロモンは予想外の事態に癇癪を起こし、更に数を増やして総攻撃をしようとするが…。
「何キレてるんだ?頭に来てるのはこっちだ!!X進化ー!!」
マグナモンがX進化を発動し、姿を大きく変える。
デジモンの生存本能によって生まれた進化の力の余波、そしてマグナモンが持つ奇跡の力はメイクラックモンを奇跡の存在へと昇華させた。
「メイクラックモン究極進化、ラジエルモン!!」
かつてオファニモンと同等の位を与えられたとされる座天使型デジモンにメイクラックモンは進化した。
「進化した!?」
「まさか、究極体に!?」
「メイちゃん…」
芽心の言葉が聞こえたのか、ラジエルモンは芽心の方を振り返り穏やかな笑みを浮かべた。
自分の声が聞こえていることが分かり、それだけで芽心には充分だった。
ラジエルモンがマグナモンXを見遣るり、マグナモンXは現実世界の方と自分を交互に見るラジエルモンを見てラジエルモンの考えを察した。
マグナモンXの鎧が光り輝き、ラジエルモンも呼応するように光り輝いた。
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