第121話 魔人は危機のようです
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最高傑作なだけはある。素直に言おう、予想外
だった―――】
瞬間、愁磨とノワールはその場を飛び退く。
【―――当然、もう出来ないが―――】
それぞれの存在する場所を世界ごと『消去』される。
"次元ごと"や"空間ごと"なら避けも無効化も出来た二人だが、ツェラメルの『創造』に
よる世界が他人の手によって消される様な不可能を前には無防備であった。
片足を持っていかれながらも動こうとし――
「………な、に?」
「どういう事かしら、ねぇ?」
――再生しなかった。
片足程度なら『高速修復』の二段上位スキルの『回帰』で、次の瞬間には直っている筈
だった。しかし、未だ先の無い足からは鮮血が垂れ流される。
【―――『被造物の全ては私に結果を齎す事は無い』、ルールを忘れたか?
拡大解釈だ。これ以上抵抗するなら、それは私に対する干渉と見做す、"とした"―――】
「クソが、自由過ぎるだろ!!」
【―――潔く倒れるが良い、"魔人"よ―――】
先程よりも巨大な"力"の気配が、二人を覆った。
Side out
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