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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第47話:僕らのウォーゲーム
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ジヴァイスを翳そうとした手を止めた。
今までは深く考えずに進化させていたが、よくよく考えてみれば進化の時が一番隙が生まれる。
「しかしこのままでは…」
「太一」
「…メイクーモン……」
太一を呼ぶメイクーモンの目には強い決意の色があった。
その決意を秘めた目に太一は芽心に悪いと思いながらも口を開いた。
「メイクーモン、頼みがある。今からネット世界に行ってグレイモンとカブテリモンを助けてくれ」
「太一さん、良いんですか!?」
普段は仲良くしているが、メイクーモンは自分達の監視対象である。
メイクーモンを戦わせれば何が起こるか分からない。
「今は猫…メイクーモンの手さえ借りてえ。メイクーモン、あいつの周りをウロウロして、あいつの注意を逸らしたり、動きを止めてくれるだけで俺達も大分助かるんだ。ただしあまり深追いはするなよ?お前に何かあったら芽心ちゃんが悲しむからな」
「だがん!!」
力強い返事に太一は芽心に視線を向ける。
芽心は少しの戸惑いの後、意を決してメイクーモンをネット世界に送り込んだ。
「メイちゃん…」
「…ごめんな、芽心ちゃん」
「いえ、世界のピンチですから…」
「…大輔、賢。早く…来てくれ」
ヤマトに繋がらないため、頼りになる残りの最大戦力の到着を信じる太一。
とうとうカブテリモンがインフェルモンの攻撃で沈み、残ったグレイモンに体当たりを仕掛けようとするインフェルモンの顔面にメイクーモンが鋭利な爪で引っ掻く。
「メイクーモン!?」
グレイモンが加勢に来たメイクーモンに驚く。
「メイも手伝う!!」
「…ありがとう、助かるよメイクーモン。でもあまり無茶はしないで…!!」
「だがん!!」
「あいつの周りをウロチョロしまくれメイクーモン!!」
太一が指示を飛ばして、インフェルモンの周りを動き回る。
時折爪でインフェルモンの注意を逸らすことによって…。
「グレイモン超進化、メタルグレイモン!!」
メタルグレイモンへの超進化が完了した。
「よし、メイクーモン。離れろ!!」
「ギガデストロイヤー!!」
太一が叫ぶとメイクーモンは距離を取り、インフェルモンに有機体ミサイルを発射。
爆風によってインフェルモンは大きく吹き飛ばされた。
「太一さん、テントモンを一時退避させます」
「おう、後はメタルグレイモンに任せとけ」
テントモンを一時退避させ、メタルグレイモンはインフェルモンと激闘を繰り広げる。
パワーはメタルグレイモンが上だがスピードはインフェルモンが遥かに勝っている。
メタルグレイモンのミサイルや火炎もインフェルモンのスピードには全く
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