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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第47話:僕らのウォーゲーム
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いしな」

「いいの!?いやったー!!」

アグモンもメイクーモンもケーキにかぶりつき、太一は皿に芽心の分を置くと自分の分にありついた。

「うん、美味い。美味えよ芽心ちゃん」

「あ、ありがとうございます」

「あ、飲み物貰ってくる。烏龍茶でいいか?」

「はい、ありがとうございます」

太一はキッチンから烏龍茶を出して全員に与えた後、ケーキを食べるのを再開しようとした時。

インターホンが鳴り、八神家の扉が突然開いて全員の視線が向けられる。

そこには息を切らした光子郎がいた。

「よう、光子郎。丁度良いとこに来たな。お前も芽心ちゃんのケーキ食うか?美味えぞ」

「い、いえ…今はそれどころじゃ…卵が…卵が孵ったんです!!」

【卵?】

「…これ?」

アグモンが出したのは冷蔵庫にある鶏が産む一般的な卵であった。

「違います!!デジモンの卵です!!」

【デジモン!?】

取り敢えず移動し、光子郎にそのデジモンを見せてもらうことに。

「何だこいつ?」

「クラゲみたいですね」

「見たこと無い新種のデジモンでしょう。」

目が1つしかないというのは不気味であったが、まだ産まれたてのためか可愛いと感じる面もある。

「メイクーモン程じゃねえけど結構可愛いじゃん。こいつがどうかしたか?」

地味に褒められたメイクーモンはとても嬉しそうだ。

「コンピュータのバグが寄り集まって卵になったみたいなんです。」

次の瞬間、クラゲが姿を変化させた。

先程の面影を残しつつ、狂暴そうな見た目に。

「クラゲが変化した…?」

「こいつ、データを食べて大きくなるんですよ」

芽心の呟きに光子郎が答えるように言う。

「データをですか?」

「はい、芽心さん。幼年期でこの食欲なら、このまま成長を続けるとネット上のデータを食い尽くしますよ!!」

「データが食われちゃうとどうなる?」

「あらゆるコンピューターが暴走します!!」

「「ええ!?」」

「ねえ、光子郎。何とかパソコンの中から消すことは出来ないの?」

アグモンの問いに光子郎は首を横に振る。

「無理ですね…ロスのメール仲間が色んな機関に話したそうですが…相手にしてもらえなかったそうです」

「そうですよね、デジモンのこと言っても信じてもらえないでしょうし」

「ああ、もう進化してる!?」

目を離した隙にクラゲは既に成長期に進化していた。

「光子郎、メイクーモンの進化の速さが異常だと思ったけど撤回する。こいつの方が遥かに異常だぜ」

「ですね、成長期にこんな短時間で進化するなんて…」

太一達を驚愕させたメイクーモン以上の進化速度に上
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