暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2236話
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ら口を開く。

「そうだな。加速性能はR2型が上、最高速度という意味でも若干R2型が上、運動性という意味ではかなりR2型が上。……総じて、性能という意味ではR2型が上だな。防御力の高さでは、リックドムが上だけど。……今回の機動力の試験ではあまり関係ないしな」

 とはいえ、幾つかの試験の後に防御力についてのものもある。
 そこでは、間違いなくリックドムが勝つだろう。
 R2型の防御力は、カタログスペックで見てもそこまで強力なものではないし。
 Eフィールドの類のようなものでもあれば、また話は違ってくるんだが……残念ながら今のところ、このUC世界においてそのような技術は存在しない。
 いや、技術の基礎となる部分はジオン軍や連邦軍辺りで開発しているのかもしれないが。

「そう」

 俺の説明に納得したように呟くセイラ。
 そんなセイラの横では、シーマも俺の言葉に同意するように頷きつつも口を開く。

「カタログスペックだけなら、アクセルの言う通りかもしれないね。けど、MSは……いや、兵器はカタログスペックだけでは分からない性能もあるんだよ。だからこそ、こうやって実際に性能試験をするんだからね」

 そんなシーマの説明にセイラは頷き……ちょうどそのタイミングで試験は始まった。
 最初のコースを飛んだのはR2型で、真っ直ぐに飛んで次にスペースデブリ――実際にはダミーで、機体に傷がつかないような代物だが――の中を飛んでいく。
 デブリ同士の間隔は結構あるので、そこを通り抜けるのはそこまで難しくはない。難しくはないんだが……当然のように、出来るだけ速度を稼ぐ必要があるので、可能な限り速度を落とさないようにして移動する必要がある。
 そんな中で、R2型は高い運動性を活かしてデブリを回避しながら進み、結果としてリックドムに勝利する事になる。
 リックドムも、直線の機動力という点ではR2型にそこまで劣っている訳ではないのだが、やはり運動性という意味ではR2型に1歩も2歩も劣る。
 精鋭やエースパイロットにとってみれば、その辺がMSを操縦する上で大きなアドバンテージとなるのだろうが。
 また、R2型はエリオットが操縦していたというのも大きいだろう。
 ヅダとの模擬戦を見ても分かる通り、エリオットのMS操縦技術は非常に高く、それこそエースパイロット並だと言ってもおかしくはないのだから。
 リックドムの方のパイロットも、ツィマッド社がコンペに出してくるくらいだから、相応の腕を持っているのは間違いないのだろうが……残念ながら、俺は名前も聞いた事がない奴だった。
 勿論俺だって、ジオン軍の有名どころを全て知っている訳ではない。
 ……いや、もしかしたら原作知識があれば、全員知っていたという可能性は否定出来ないのだが。
 ともあれ、そ
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