第二章
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それでというのだ。
「負けたわ、今年と似てるかしら」
「今年はまだ一勝したからましね」
加奈はそれだけましかと実際に思った。
「ソフトバンク強かったけれど」
「阪急も強かったわよ」
「それで負けたのね」
「負けたけれどシリーズに出られただけで」
「嬉しかったのね」
「凄くね、その時の気持ちはね」
その思い出の場所を見つつだ、祖母は孫娘に話した。
「加奈ちゃんはわかるかしら」
「わからないわ」
加奈は少し苦笑いになって祖母に答えた。
「だって私初優勝は見ていないから」
「そうよね」
「確かにずっとBクラスだったわ」
そして地味な存在だったというのだ。
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